BUCK-TICK / TABOO

TABOO(紙ジャケット仕様)

TABOO(紙ジャケット仕様)

 

 大御所5人組ロックバンドの3rdアルバム(1989年)。

 

 前作より約半年という恐ろしく短いスパンでリリースされた作品。ここでそれまでのポップなビートロックスタイルから脱出、独自の世界観構築へ踏み出し音楽性の転換を図っています。顕著なのは全体に漂うゴスフレーバー。とは言えそれが完全に芽が出ていない印象を受けるのは、作品にかける時間が非常に限られていたという事情のせいもありそうで残念。しかし彼らを語る上で欠かせない名曲が点在するのも確か。オープニングを飾る「ICONOCLASM」は、EBMなリズムを取り入れつつ固定されたギターリフと櫻井の英詞の呟きだけで進行するBUCK-TICK流インダストリアル。この上なくアバンギャルドでありながら、ライブやベストアルバムの定番にもなっているそのポップさは、彼らの類稀なる手腕の賜物。同様に初期の名曲として名高い壮大なスケール感の「ANGELIC CONVERSATION」、1stシングルにして名曲ビートロックの「JUST ONE MORE KISS」も外せません。

 

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