MECHANICAL FLOWER

機械、金属、肉体、電子、幻想、前衛…そんな音楽が好き。

TVアニメ 「けいおん!」 15周年記念 【放課後ティータイム&キャラソンCDカタログ】

出典:けいおん!! - 作品情報 | 京都アニメーションホームページ

 

 なんと今年でTVアニメ「けいおん!」の放映開始から15年が経つようです。ええー!せいぜい10年前くらいかと思ってた…時が経つのは早い。

 そんなわけで、それをひとり勝手に記念し、放課後ティータイムとしてリリースされた主題歌と劇中歌、各登場キャラクターのイメージソングなど主要~関連楽曲が収録されたCD作品をカタログ的に一挙プチ紹介しようと思います。もの凄く長くなってしまったので、ティータイムのお供などに少しずつ読んでいただけると幸いです。前置きは手短にこんなところで。では、どうぞ!

 

目次

 

 

主題歌CD

 第1期、第2期(前/後期)、劇場版のそれぞれのOPテーマ曲やEDテーマ曲を収録したシングルCD。第1期の2作に関しては、4人編成でバンド名も特に決めていなかった頃からの楽曲ということもあり "桜高軽音部" 名義。

 ちなみにこれらのOP/EDテーマ曲は「HTTがデビューしプロデュースを受けたら」という裏設定が制作のアイデアに組み込まれており、アレンジやミックスに関しても素人離れした完成度が重視されている。

 

01.Cagayake!GIRLS

02.Happy!? Sorry!!

 第1期OP曲の#1は、全体的にタイトにまとまった快活で正調なガールポップといった感じながら、イマドキの語感の詞だったり、綿菓子のようにふわっと柔らかくて甘い唯の歌やメンバーの合いの手には、作品の空気感やアニソンとしてのカラーを強烈に宿している。意外と複雑なプレイも多いけどそれだけに各楽器の美味しい活躍も分かりやすく、間奏のソロ回しも含め「友達とやるバンドの楽しさ」を印象づけてくれるような楽曲。

 #2はモンキーダンスを踊りたくなるようなR&Rだけど、全体的にデジタル処理されたような音像との取り合わせが不思議な魅力を形成している。ドタバタしたリズムとやる気満々なギターリフが唯っぽくもあるし、じわじわと癖になるというか、個人的には主題歌CDのB面曲の中でもかなり好きな一曲。

 

01.Don't say "lazy"

02.Sweet Bitter Beauty Song

 唯が歌うOP曲とは異なり、EDテーマ曲は澪ボーカル。映像では専用の衣装をまとってMV風に作り込まれており、第1期ED曲である#1も音楽的にも一歩進んだアレンジ──エッジの立ったギターの音色やソリッドでスピード感のある全体像、堂々とした澪の歌いっぷりなどクールなUKロックチューンとしての側面を強調。ポップなOP曲とはまるで別バンドのようなレンジを見せるHTTの強みを十分すぎるほどに発揮した楽曲に。

 #2はどっしりしたベースフレーズを軸にしたユニゾン進行多めのグルーヴィさが特長的で、#1とは一味違う澪のアンニュイな魅力を引き出す楽曲。華麗に歌い上げるサビメロに何となく「CAT'S EYE」を感じる。

 

01.GO! GO! MANIAC

02.Genius...!?

 第2期前期のOP曲#1は、一聴した瞬間に誰もが度肝を抜かれる破天荒極まりない一曲。ファンクやジャズを下敷きにしたようなグルーヴ感をそのまま勢いや強引さとして転用し、各楽器のバカみたいなウルテクをバカみたいに盛り込みまくった猛烈なサウンド。そこに激しく昇降を繰り返すメロディと、言葉を詰め込みまくってもはや聴き取れない歌詞で発せられる唯のアニメ声が乗るという前代未聞のマリアージュ。一言でヤバすぎる曲なのに紛れもなく「けいおん!!」を象徴しているのが感動的ですらある。

 #2はギターフレーズとオルガンの絡みを中心に据えたどこかオールディーズな響きが漂う一曲。音のセッティングやプレイの鋭さは主題歌CDならではだけど、ギミックの少なさとキュート&ポップな歌は劇中歌っぽくもある。

 

01.Listen!!

02.Our MAGIC

 第2期前期ED曲#1は「Don't say "lazy"」同様に澪ボーカルによる "格好いい" 系の楽曲。勇ましく駆けていくベースと軽快なカッティングギター、アタック感の強いオルガンがHTTの新鮮なアンサンブルを生み出していく2トーンスカ風。掻き毟るようなワイルドなギターソロや歌謡曲的な陰影を含むメロディなど、抑揚のついた展開と見せ場の多さがスタイリッシュにまとめ上げられている。

 #2はテクノポップとアイドルロックの中間のような明るい曲調で、跳ねるようなノリや玩具っぽい響きのアレンジなど、同じ澪ボーカル曲ながらストレートに格好よさを狙った#1との対比が映える一曲。

 

01.Utauyo!!MIRACLE

02.キラキラDays

 第2期後期OP曲の#1は「GO! GO! MANIAC」の衝撃と真っ向から殴り合うガチンコ・ハイスパートロック。音速の刻みからムーディな和音まで緩急をつけたフレージング、微妙と絶妙のスレスレをいく不可思議なキメやユニゾン、きりもみ状態でかっ飛んでいく自由すぎるギターソロなど、ちょっと油断すると理解の外へ弾き出される複雑なアンサンブルが強烈。しかし同時にエンタメ性も限界値へ達し、聴く人を強引に惹きつけながら最後の純真な合唱パートへ突入し感動を振りまく強かさも。

 #2はコミカルでキュートなポップロック。仲間たちとの充実した日々を宝物に例えながらキラキラとしたウワモノと跳ねるようなリズムで軽快に表現していく。

 

01.NO,Thank You!

02.Girls in Wonderland

 オルゴール風のメロディを切り裂く弦の振動音、そしてメタリックなリフと共にバンドインするという何とも心掴まれる導入部。第2期後期のED曲#1は、切れ味と攻撃性を過去最高に高めながら危ういバランスで両立させた奇跡的な一曲。ザラザラとしたギターや濁ったベースといった質感、開放的なサビやほんの数音を繰り返す慟哭のようなギターソロなど、テクニックよりもニュアンスでドラマチックなムードを生み出していく。

 #2はテンポ速めのブラスロック。いかにも澪らしい戸惑いや照れを孕みながらも一生懸命に前向きな思いをぶつけていく詞がサウンドといい調和を見せる。間奏のギターとオルガンのバトルも聴き所。

 

01.Unmei♪wa♪Endless!

02.いちばんいっぱい

 #1は映画の "テーマ曲" で「GO! GO! MANIAC」「Utauyo!!MIRACLE」の系譜を継ぐハチャメチャ・エキセントリックロック。これまでのOP曲の総集編のような忙しないフレーズにラテン系のお祭りムードをミクスチャーした華やかすぎる轟音が、持て余すエネルギーで空転するかのように突っ走り、国境も宇宙も時空すらも超えたバンドの絆を表明していく。「ベートーベンのお手本になれちゃう級じゃ!?」という〆の詞にはもはやお手上げ!

 #2が劇中に流れるOP曲。柔らかで優しい曲調に加え、アコースティック楽器やストリングスが軽快に跳ねていく鼓笛隊のような完全な非バンドアレンジが相当に異色だが、そこが日常的な描写との親和性や映画という舞台の特別感を演出するかのよう。

 

01.Singing!

02.おはよう、またあした

 スタッフロールで流れる映画ED曲#1は、専用の衣装/MV風映像と澪ボーカルのロックサウンドというTVアニメのスタイルを踏襲。しかしどこか「ふわふわ時間」のフレーズを匂わせるようなギターから始まり楽器が一つずつ重なっていくイントロの入りや、ストリングスと疾走していく伸びやかで明るいサビなど、劇中歌の進化版とも受け取れる一味違う雄大さが印象的。

 #2は作中では使用されていない楽曲だが、スウィングする曲調やブラス/ストリングスを重用した非バンドの楽団風アレンジ、メンバー全員で歌を繋いでいく構成などHTTの楽曲としては特殊な作り込み。「いちばんいっぱい」と対になっているようでもあるし、映画のみならず「けいおん!」というコンテンツそのもののエンディングに相応しい楽曲と言えるかも。

 

 

劇中歌CD

 作中で使用された楽曲を収録したCD。名義こそOP/EDテーマ曲同様に「放課後ティータイム(または桜高軽音部)」だが、こちらは作中のキャラたちの楽器/演奏という設定に忠実にするため、楽器の本数やアレンジなどに制約を設け基本的に簡素に作られている。

 

01.ふわふわ時間

02.翼をください

 第1期第7話の学園祭にて披露された軽音部初のオリジナル曲#1のシングル。作中キャラが再現できる楽曲/演奏というのは制作上だと縛りになるわけだけど、シンプルながら必要十分な "ちゃんとロックしてる" サウンドを綿密な計算のもと実現し、OP曲以上に「楽器をやってみたい」「人と合わせてみたい」と意欲を促すような若さ弾ける部活/青春ロックっぷりが素晴らしい。作中での登場頻度も多く、HTTの原点であり代表的な一曲。ちなみにここでは初披露時のシチュエーション=澪ボーカル&4人編成ver.というアルバムとは違う音源だったりするので、澪の歌声が好きならば要チェック。

 #2は第1期第1話で彼女たちが部室にて初めて合わせて演奏した曲。作中では唯以外の3人でゆっくり伴奏を弾くのみだったが、CDではギターを追加し4人で歌うパンク風カバーとして収録。学生はこれをまずコピーしてみてと言わんばかり。

 

Disc-1

01.カレーのちライス

02.わたしの恋はホッチキス

03.ふでペン ~ボールペン~

04.ふわふわ時間

 

Disc-2

01.カレーのちライス (#8『新歓!』Mix)

02.わたしの恋はホッチキス (#8『新歓!』Mix)

03.ふでペン ~ボールペン~ (#12『軽音!』Mix)

04.ふわふわ時間 (#12『軽音!』Mix)

 梓が加入し "放課後ティータイム" 名義でリリースされた、第1期の劇中歌を収めたミニアルバム。同じ4曲を収録した「Studio Mix」「Live Mix」と題された2枚組で、5人編成での音源と作中で使用された音源がそれぞれに収録。作中では一瞬流れただけだった#1は蓋を開けてみるとオルガンが牽引するハードポップチューンで、どうやらライブでも重要視される一曲のよう。唱歌のような貴重なミドル曲#2やシンコペが小気味よいメロディアスな#3は唯のミス/不在をフォローする澪の活躍が蘇るDisc-2との聴き比べも楽しめるし、5人編成&唯ボーカルでシングル版とは異なる聴き味の完成形となった名曲#4と、細部に渡るスタッフのこだわりが感じられる。澪によるメルヘンすぎる独特な歌詞や派手さのないアレンジなど作中の色/個性が強めで、本作に限らず劇中歌CDは基本的にどれもOP/ED曲よりは確実に作品への理解や愛を問われる内容だが、本作はアニメキャラ名義では史上初のチャート1位も獲得するなど、当時の作品人気の過熱ぶりも伺える。

 

01.ぴゅあぴゅあはーと

02.桜が丘女子高等学校校歌 [Rock Ver.]

 第2期第7話のお茶会イベントにて演奏された#1のシングル。相変わらず曲名からして澪のファンシーなセンスが炸裂するが、「ふわふわ時間」のイメージを踏襲しながらも、ピアノを全体の基盤にした音作りと歌詞の表現に合致する飛翔感たっぷりのメロディは澄みきった青空を連想させるものがあり、ロックというよりポップスとしての洗練具合が凄まじい。これが作中の彼女たちの成長を表しているのなら凄いのだけど(笑)。ともあれ、澪ボーカル曲の代表的な一曲。

 #2は彼女たちの通う学校の校歌を梓含む全員で順番/合唱で歌う形のロックバージョンでアレンジしたもの。内々の練習用の曲なのかな…と妄想しながら聴くと楽しい(?)。

 

01.ごはんはおかず

02.U&I

 第2期第20話の学園祭で披露された2曲を両A面で収録したシングル。曲名からして期待を裏切らないコミカルなパンクの#1は、ごはんや炭水化物への愛を叫ぶだけでなく、曲間にボケ&ツッコミや演技調の掛け合い、コール&レスポンス用の掛け声なども挿入されるとにかく楽しい世界観。これをバンドでコピーするとなると他のHTTの楽曲とは別の意味で勇気が要りそうだけど、聴く分には良くも悪くも濃度を上げたアニソンっぽさが癖になる。#2も疾走感が気持ちいい8ビートロックだけど、こちらは優しげな歌メロと素直な感謝を詞にした暖かさ、それを際立たせる一歩引いたアレンジが心地よく響いていく楽曲。間奏における唯&梓のハモリギターソロを脳内で想像すれば更に尊い

 基本的にHTTの楽曲の作詞は澪が担当している設定だが、本作2曲は唯が作詞しており、本人的には自信作な天才的発想の#1や、悩み抜いた末に大切なもの(憂)への感謝を不器用に思いのまま形にした#2、いずれも他の楽曲と一味違う唯のセンスが表れていて、結果として音楽的にもHTTの新たな一面を切り開いた作品と言える。

 

Disc-1

01.いちごパフェが止まらない

02.ぴゅあぴゅあはーと

03.Honey sweet tea time

04.五月雨20ラブ

05.ごはんはおかず

06.ときめきシュガー

07.冬の日

08.U&I

09.天使にふれたよ!

10.Interlude

11.放課後ティータイム

 

Disc-2

01.Introduction

02.ふわふわ時間 (#23『放課後!』Mix)

03.カレーのちライス (#23『放課後!』Mix)

04.わたしの恋はホッチキス (#23『放課後!』Mix)

05.ふでペン ~ボールペン~ (#23『放課後!』Mix)

06.ぴゅあぴゅあはーと (#23『放課後!』Mix)

07.いちごパフェが止まらない (#23『放課後!』Mix)

08.Honey sweet tea time (#23『放課後!』Mix)

09.ときめきシュガー (#23『放課後!』Mix)

10.冬の日 (#23『放課後!』Mix)

11.五月雨20ラブ (#23『放課後!』Mix)

12.ごはんはおかず (#23『放課後!』Mix)

13.U&I (#23『放課後!』Mix)

 第2期の劇中歌を集めたフルアルバムで「Studio Mix」「Cassette Mix」の2枚組。シングルで発表済みの#2, #5, #8や最終回で披露された#9(ここでは5人ver.)などを収録。他の楽曲は作中では概ね曲名や歌詞など存在が匂わされた程度の登場だったが、それらを余さず音楽として聴ける形で残すという、作品世界を音楽面で補強してくれる有り難いアイテム。中期ジュディマリ風のドリーミーな#1、唯一の紬メインボーカル曲#3、ウキウキなシャッフル調ウインターソング#10など、過度になりすぎないアレンジと適度な見せ場や演奏ポイントを織り交ぜたポップロックが目白押し。曲調の幅は狭めだが、空想の彼方へ飛んでいくセンスの歌詞や異なるメインボーカルの個性などで楽曲のキャラも立っていて飽きずに聴ける。中でも作中未登場の書き下ろし#4がまた素晴らしく、マイナー調の異質な空気感の中に響く言葉数の少ないさりげない澪の歌と、逆に音の隙間を活かしつつも饒舌な各楽器の絡みとで雨の情景をファンタジーに描いていく。このちょっとオトナな小洒落た楽曲を中盤に挟むことで全体の流れを引き締めている。

 Disc-2は第2期第23話に則り、その時点での持ち歌すべてをカセットデッキに録音した内容の再現。一発録り風、若干篭った音響、キャラ同士の会話劇や録音ボタンを押す音など事細かな演出や細工がなされている。#2や#5など唯と澪の両方のメインボーカルが存在する楽曲は1番と2番で交代したり、ごく僅かにアレンジを変化させている楽曲もあるなど、ただの再録音ではないこだわりと愛情の込められた制作がファンには感涙ものだし、 "最後の5人での演奏による最初のアルバム" という背景を加味するとさらに味わい深いものがある。また「持ち歌をすべて歌う」という性質上、Disc-1と合わせれば「HTTの主だった楽曲は一通り聴ける」ことになるので手軽に聴きたい人には嬉しい仕様。こうして一通り聴くと、HTTにはど真ん中のバラードが無いことに気づくけど、だがそれがいい

 

Disc-1

01.カレーのちライス (映画「けいおん!」Mix)

02.ごはんはおかず (映画「けいおん!」Mix)

03.五月雨20ラブ (映画「けいおん!」Mix)

04.U&I (映画「けいおん!」Mix)

05.天使にふれたよ! (映画「けいおん!」Mix)

06.ふわふわ時間 (映画「けいおん!」Mix)

 

Disc-2

01.光

 映画内で使用された劇中歌を「映画「けいおん!」Mix」で収録したミニアルバム。専用に再録音されている以外にも、寿司バーで演奏する羽目になった(笑)#1、野外ステージで披露した#2、最後の登校日での教室ライブ#3, #4などそれぞれ演奏場所や機材の違いを反映し少しずつ音響が異なるという手の込んだ作り。梓へ贈った#5の映画ならではの4人ver.での収録や、エンドロールのラストを締めくくる#6も感動が蘇り涙なしでは聴けない。また本作も一応2枚組で、Disc-2には映画内では出オチとして少し流れただけのDEATH DEVILの楽曲「光」のフル尺をインストともども収録。普通に格好いいスピードメタルとして無駄に作り込まれている。どちらかと言うと映画グッズ/ファンアイテム的側面の強い作品だが、意外とHTTの魅力を簡潔に抜粋できている選曲も○。アニメ未登場だったCD書き下ろしの#3が映画内で演奏されたのも逆輸入(?)ぽくてアツい。

 

01.Maddy Candy

02.Hell The World

01.ラヴ

02.GENOM

 軽音部OGでもある顧問・さわ子先生が学生時代に結成していたメタルバンドの楽曲を収めたシングル。1枚目が第1期、2枚目が第2期のもの。一応挿入歌だけどさわ子のキャラソンCDとしての側面が強いかも。さわ子の "隠したい過去" なだけに普段(の外面)とのギャップを印象づけるべく、ベタなメタル──というかやや偏見寄りの "ヘビメタ像" を確信的に狙ったようなサウンドが、キャラ崩壊寸前の歌とともに繰り広げられる(声優さん頑張ったな…)。制作側の遊び/余技、また「けいおん!」の幅を広げるアイテムとして向き合うが吉だけど、ギターに元Gargoyle/アニメタルの屍忌蛇、解説にBURRN!の奥野高久が参加するなどその筋の人選の力添えもあり、一種のお墨付きと一定のクオリティは担保。個人的にも抑揚薄めの高速リフがMinistryに聴こえないこともない(ほんとか?)「Maddy Candy」や大仰な歌謡メロと爆速ギターソロが並走する「ラヴ」は結構好き。

 

 

イメージソングCD

 登場人物のキャラクターソング・シングル。1曲目は担当楽器をフィーチャーした楽曲、2曲目はイメージソングを収録。3曲目にはライブイベントで声優の人たちが全員で披露した楽曲(第1期は「レッツゴー」、第2期は「Come with Me!!」)のソロver.を収録(ここでは割愛)。

 

01.ギー太に首ったけ

02.Sunday Siesta

 自らの相棒であるギター・ギー太(そのまんま)へのベタ惚れっぷりを歌った#1。ギターが全面に出ているのは当然だけど、まるで歌うようなフレーズを唯の歌と重ねたりハッスルして暴れるようなソロを聴かせるなど、ギー太が擬人化して一緒に演奏?しているような錯覚を引き起こす。

 #2はまさに休日の雰囲気や暖かさを具現化したようなボサノバ。イノセントなシンセとウッドベースの丸い低音のコントラスト、幼さを増したような唯のボーカルが安心感と眠気を誘う。

 

01.Heart Goes Boom!!

02.Hello Little Girl

 GLAYの「SHUTTER SPEEDSのテーマ」が始まったかと思った#1は、ブンブンと唸る極太ベースラインを軸に沿えた明るいロックナンバー。あ、だから「Boom!!」なのか。唯ほど好き勝手一方的に愛を捧げてはいないが、ベースへの思い、自信、覚悟などを肯定的に歌う様は澪らしい。

 #2は「けいおん!」関連曲としてはかなり珍しいシリアスバラード。冷たいシンセサウンドに合わせ心の奥のセンシティブな部分を歌う。これもまた澪の一面だが作中では絶対にこんな曲は歌わないであろうと考えるとキャラソンならではの醍醐味という感じ。

 

01.Girly Storm 疾走 Stick

02.目指せハッピー100%↑↑↑

 蓮っ葉なシンセのフレーズを中心に、律のマイペースな暴走っぷりをポップに放出する#1。楽しみながら韻を踏むような歌詞やハリキリ具合が微笑ましい歌などもキャラにピッタリ。間奏の手数の多いドラムプレイやドラマーの視点と想いを打ち明けるCメロは、バンドを支える頼もしさが伝わる。

 #2は驚きの高速デジタルテクノポップで、可憐さとお転婆が同居するサウンドに合わせて自己分析と本音の行き来を繰り返しながら自らの位置を肯定していく、律というキャラの魅力を補完しながら何倍も高めてくれる一曲。

 

01.Dear My Keys ~鍵盤の魔法~

02.Humming Bird

 76の鍵盤からなるキーボードを「76人の妖精」に見立て、曲名にもある通り魔法のように操っていく#1は、色とりどりのキーボードが層をなす音像も相まってガーリッシュな世界観を紡ぎ出す。「けいおん!」とは種類の違う甘さがやや異色ではあるが、キャラや声優との相性は間違いない。

 #2は90年代J-Pop風(あるいは美少女ゲーム主題歌風)の軽くノスタルジックなサウンドが個人的に好み。あまりストレートな表現はされていないが、少しずつ外の世界を知り成長していく自分を歌ったであろう詞も "らしさ" が出ている。

 

01.じゃじゃ馬Way To Go

02.私は私の道を行く

 先輩(というか唯)に物怖じせず練習を要求する梓の強気さを表す#1。曲名と楽曲のどちらが先にあったのかは知らないけど、ギターよりもむしろ制御不能なじゃじゃ馬を思わせる野性味溢れるベースの方が耳につく。ギターはパーカッシブなプレイを中心としているところに唯との違いが出て興味深い。しかし歌うのが妙に大変そうな曲。

 #2はギターに重きを置いていないが強がりな姿勢をアピールする点は共通。そこに幼さが強調されたり唯とのコミュニケーションのネタを入れることでブッ壊れ気味のファンクサウンドごとコミカル気味に描かれている。で、こちらもまた歌いにくそう。

 

01.Lovely Sister LOVE

02.Oui! 愛言葉

 楽器をやってないサブ登場人物ということで、もうものの見事にキャラソンど真ん中という感じである(?)。曲名からも分かる通り姉(唯)への愛をこれでもかと歌う#1は捻り無しのネオアコポップが逆に新鮮すぎてつい聴き入ってしまう。唯が歌っても似合いそうなぽかぽか具合もさすがは姉妹。

 #2は憂の何気ない日常を想像させる一曲。スポットの当たらない一日、流れていた時間…そういった描写が無邪気なスロースウィングの調べに乗せられ、心が洗われるような仕上がり。お約束すぎるっちゃすぎるけど、憂っぽいのでOK(オイ)。

 

01.Coolly Hotty Tension Hi!!

02.プロローグ

 憂と違い、どこか保護者のような視点で唯を見守る優等生の幼馴染。そんなキャラだけに、しっかり者っぽさ、無駄に挿入される頭の良さそうな単語、そしてちょっとだけ覗かせる可愛らしさ…そんな要素を無駄なく詰め込んだザ・優等生キャラソン。「けいおん!」ぽい曲名に反して曲調もオーソドックスであまり言うことはない(えっ)。

 で、そんな彼女の作中ではほぼ描かれない個人的な心情をもう少し掘り下げたのが#2。詩的な季節感の描き方と年齢相応の胸の内を心地よいポップスとして聴かせる。意外性などは薄いけどそこもまた和らしい、のかな。

 

01.Oh My ギー太!!

02.しあわせ日和

 曲名からして正しく「ギー太に首ったけ」の続編といった感じの#1。第2期も変わらずギー太への偏愛っぷりを唯っぽい言葉で綴る。音はあまりギターが単独で目立つことはなくアニメOP曲に近しい方向性でまとめられており、唯のキャラクター性と作品のカラーの強い結びつきが分かる。

 #2も「Sunday Siesta」と同系統。唯のオフシーンを切り取ったような何でもない出来事、のんびりとした時間を表現すべくシンプルに構成されている。裏表のない唯のほのぼのとしたキャラに微笑ましくなる一曲。

 

01.青春Vibration

02.蒼空のモノローグ

 #1は太いベース音と爆走していく青春ロック、という点でやはり「Heart Goes Boom!!」と路線はあまり変わらず。アレンジをややマイルドにしたアニメED曲 feat. 澪ベースといった出来栄えはよくできてる反面無難とも言える(唯もそうだけど)。好きな曲ですけども。

 放課後に一人のワンシーンを描く#2はリリカルなピアノが映えるバラード。2曲のバランスとしては第1期キャラソンCDに近い構図だけど(唯もそうだけど)、こちらの方は詞に変な重たさがない分ツルっと聴ける。

 

01.Drumming Shining My Life

02.夕空ア・ラ・カルト

 ドラム愛と律らしい開き直りを表現する#1は、サウンドのエッジ感とカオス感を「Girly Storm 疾走 Stick」よりも増し増しにしたパーティロック。ドラムを際立たせるよりも元気&お騒がせなキャラをトータルで表現したような感じで(ドラムプレイは当然凄いんだけど)唯の曲っぽさもあり、律と唯は音楽で表現しても気が合いそうだな~と。

 帰り道に街並みを観察しながら夕飯のメニューを考える、というありふれたシチュエーションを描く#2は、律の家族愛と料理上手な一面を思い出させてくれる一曲。暖かくも一抹の切なさを内包するオケとの兼ね合いも良き。

 

01.Diaryはフォルテシモ

02.野生の情熱

 ギターの代わりをすべてシンセで表現したようなマジカル・アイドル・パンク(なんだそりゃ)の#1。一見普段のキャラに似つかわしくないように見えて、仲間とバンドやライブをやれる喜びや楽しさを人一倍望んでいる彼女らしさが爆発したような感動がある。超高速で鍵盤を叩いていきテンションの頂点を迎えるピアノソロは鳥肌もの。個人的にはキャラソンで一番好きな曲。

 #2は真夜中の空の下で、自ら内に秘めた思いを確かめるという意外な芯の強さにスポットを当てる曲。彼女らしい口調で自分を再発見する驚きや星空を想像させる空間系の音作りなどで凡庸に終わらないいい感じの曲になっている。

 

01.Over the Starlight

02.Joyful Todays

 軽音部に染まっていく自分への戸惑いと先輩たちへの感謝をユーモラスに描いた#1。右往左往する気持ちを形にしたようなあっちこっちに行くユニゾンのフレーズに合わせていくのは相変わらず難易度高そう。ギターのフィーチャー度は薄いけど梓の健気さが明るく弾けた一曲。

 #2はピコピコとしたシンセや小粋なカッティングギターで軽快に跳ねていくキュートな楽曲で、年齢相応の少女っぽく、そして音楽と無関係な一日を綴る。変化球が多い梓のキャラソンだがこれはすんなりと耳に入る聴きやすさが。

 

01.ウキウキNew! My Way

02.Shiny GEMS

 またも姉への愛を爆発させたかと見せかけて、唯にとってのギー太のように夢中になれるものを探したい気持ちをアイドルポップっぽい明るいサウンドに乗せて歌う#1。というか詞の流れ的に楽器に興味を示している気もするし、色々と想像の膨らむ一曲。

 #2はカントリー調の音色に乗せ、日々出会っていくものをあらゆる宝石に例えていく一曲。童謡のような純真無垢な曲調と世界観だが、憂が歌ってるから嫌味に感じさせないのはキャラクター性の勝利か。

 

01.Jump

02.ひだまりLiving

 作編曲が唯・律・梓の曲やアニメOP曲などを手掛けてきたTom-H@ckということで和との組み合わせに期待と警戒が半々だったけど、蓋を開けてみるとアップテンポで普通に爽やかなバンドポップだった#1。優等生だけに何かと頼られてきたクラスメイトへの最後の感謝をアクティブに歌う様は意外と合っている、というかむしろイイ感じ。

 級友が対象だった#1と異なり、もっと身近な存在(というか恐らく…)との思い出と別れを歌う#2。プライベートな空間や思いを反映したシンプルなミディアムバラードだけど、二人の関係性が垣間見える情景、和らしい利発的な言葉選びと歌が普通の曲ではなくしているところにキャラソンの深みを感じる。

 

01.純情Bomber!!

02.Midnight スーパースター☆☆☆

 下級生で梓・憂の友人であるサブキャラ純、まさかのキャラソンCD化。天然パーマの髪の毛、ジャズ研部員である自身の音楽愛、ステージで観客を(妄想上で)湧かせたい思いの3つを「爆発」とかけた#1。律ほどではないがマイペースでお騒がせポジの彼女の秘めたる思いが賑やかなデジタルロックで表現されている。

 スウィングするアップビートに乗せ、母親に怒られながらの夜更かし中に子供じみた将来の妄想を繰り広げる脱力ジャズの#2は、突然三拍子になる開き直りのCメロや寝ぼけ声のエンディングなど、アニソンならではの攻めポイントが光る。純という人物をもっと好きになるのも間違いなしの良質キャラソン

 

 

その他関連CD

 アニメ第1期のサントラ盤。手掛けたのはJ-Popやアニメ/ゲーム音楽を広く手掛ける作編曲家/ギタリスト・百石元(第2期や劇場版も同様)。いわゆる日常系に分類される中でも特に日常成分の強い(?)「けいおん!」は、BGMに至ってもゆるい日常をささやかに演出する心地よさ、柔らかさ、温かさが根幹にあり、バンドやロックといった作品のテーマは主題歌/劇中歌でやりきっているのもあってか、のんびり/コミカルな音楽が多め。ボサノバやフュージョン、ジャズ、ファンク、スカなど様々な音楽性の要素を内包しているものの、決して押しつけがましくないさりげなさで一つの像を結ぶように溶け合っている。そんな中でさわ子関係のメタル曲、KraftwerkYMOまんまなテクノポップ、「こんなシーンあったっけ?」と思うくらいに悲しさと痛さを宿すシリアス調のピアノ曲などもあったりと、通して流すだけでも全く退屈しない幅広さも魅力。

 

 第2期のサントラ盤は2作に分かれており、主題歌や劇中歌がそうであったように、第1期の成功や舞台の進化を受けて劇判の表現も幾ばくかの広がりを見せている。和楽器など新たな楽器の導入、四畳半フォークからアメリカンロック、管弦楽にサンプリングまで更なる曲調の拡充などで、より細かく描かれる日常描写や豊富なイベント、キャラクターの成長する心象を表すようなBGMとなっている。もちろん作品を代弁するようなゆるさ、柔らかさは据え置きだし、第1期の劇判のリアレンジ曲などもその一端を担う。僅かながらも劇中歌CDに入れるほどではないボーカルトラックとして、Vol. 1には唯&憂の弾き語り「あめふり」と幼児の唯が歌う「うさぎとかめ」、Vol. 2には演芸大会で披露したゆいあずの「ふでペン~」、生徒全員で歌った校歌の音源を収録。

 

  映画のサントラ盤は、主な舞台であるロンドンに降り立って以降は劇判においても古いブリティッシュロックのフレイバーが散りばめられ、映像面に盛り込まれた音楽ネタと同様に雰囲気づくりやロックファンへのアピールポイントとなっている…らしい。管理人はその辺全然詳しくないのであんまり分からんのですが。OasisU2The Beatlesを元にした曲とかあるそうで。あ、めっちゃNew Orderな曲は流石に分かりました。異国/異文化を感じさせる土着的なアレンジ曲も聴き所。ただ全体的には「けいおん!」らしいゆるさ、温かさ、抜け感を継承しているし、その上でここまでの3枚のサントラ盤をチェックしていても割と新鮮に聴こえる曲なんかも幾つもあったりして、「けいおん!」の世界を更に広げより楽しむためのお供として非常に価値のある一枚。

 

 こちらは作品のライブイベントを収録したCDで、2009年に開催された第1期のイベントと2011年に開催された第2期のイベントのものが別々に商品化され同日にリリース。イベントはトークや朗読劇なども行われ映像作品には収録されたが、CDの方は純粋にライブ音源として楽しめるように未収録になっている。

 構成は第1期・第2期ともに同じで、前半に主題歌、次に各楽器隊の1分前後のソロ~それぞれのキャラソン、後半に劇中歌を披露。うち2曲ほどは軽音部の声優さんたちが担当楽器を実際に演奏するリアルHTT(?)のお披露目もあり、しかも拙い部分はあったけどちゃんと聴けるし、作中の演出も再現してるところなんかも熱い。軽音部の5人だけでなくCD化しているサブキャラの声優さんたちによるキャラソンはもちろん、DEATH DEVILも再結成(笑)というテイでの専用の演出込みで思いっきりメタルサウンドを炸裂。HTTだけでなく「けいおん!」の世界を幅広く詰め込んだ "全部入り" なライブアルバムとして成立していて、作品の厚みやパワー、それを支える人たちの情熱を感じさせられる。

 管理人は中の人というかいわゆる声優さんには疎くリアルイベントにも縁のない人間なので、本作はあくまで「一応チェックしておこうかな」程度の温度感だったのだけど、いざ聴いてみるとこれがまた思いの外よかった。キャラの掛け合いは台本部分だと作中のキャラがまんま飛び出して来たようだし、その場での会話も程よい緊張感と高揚感が心地よく、満員の観客のエールも(暑苦しいけど笑)本気度が伝わり臨場感たっぷり。イベントの記録としてもそうだけど、もしHTTがずっと続いてデビューして、いつの日か大会場を埋め尽くすバンドに成長したら…という妄想をしながら聴くのも楽しい。

 

 

おわりに

 以上です(ゼーハー)。エイプリルフールにあやかった恒例?長編ネタ、管理人の趣味爆散記事の第4弾でした。今回は冒頭でも述べた通り、TVアニメ「けいおん!」15周年を一人で勝手に祝うべく、放課後ティータイム作品群とキャラソンCD等々を簡単にではあるけどつらつらとご紹介してみました。他にもBOXセット、Webラジオ収録CD、バンドスコアCD、配信音源などもあるけどそれらを除けばたぶんこれで全部かな?多すぎてよく分からん。

 しかしもう15年も経つのか…改めて早いな~と。今回記事を書くにあたり久しぶりにアニメを何話か観直したりもしたのだけど、唯たち登場人物がガラケーを使っていたのには確かに時代を感じたもんな。でも2000年代?2010年代?を代表するアニメ作品の一つと言えるくらいにもの凄くヒットしましたよね。当時全国規模のキャンペーンや山のようなグッズ展開で色んなところで見かけた覚えがあるし、管理人もコンビニをはしごしたり自分の県にあるアニメイトに初めて足を踏み入れるきっかけになったりしたっけな。

 

そう言えばフィギュアを持ってるのは「けいおん!」だけ。

 

 管理人はそこまでアニメをたくさん観る方ではなく、好きな漫画原作ものや余程気になったものくらいなものなんですが、なぜ「けいおん!」をそこまで好きになったのか…ヒットした理由みたいなのはたぶん色んなところで語られてきたと思うけど、自分が好きになったきっかけを考えてみると、やっぱり音楽の割合が相当大きかったんですよね。

 今この作品が世間的にじわじわ来ているらしい、くらいの時期に知って、最初は絵が綺麗でキャラが可愛いとか、自分も軽音部ではないけど学生バンドの経験があるからテーマ的に気になるとかはあったのだけど、何かの拍子でEDテーマ曲「Don't say "lazy"」を聴いて一撃でやられたっていう。あとはもう知れば知るほど、聴けば聴くほど…みたいな。まぁ言うほど作中でバンド活動はしてないのだけど(笑)、いつしか自分も弾いてみたくなって実際何曲かコピーもしたし。劇中歌は弾いてて楽しいけど主題歌の方は1曲弾き終わるごとに短距離走を終えたくらい疲れが…それといつだったかX(旧Twitter)で「私を構成する42枚」というタグが流行したときに自分でも選出してみたのだけど、最後まで入れるか悩んだ2枚のうち1枚はHTTだったんですよね。入れなかったけど。でもそれくらい人生レベルで深く刻み込まれたとも言えるのでした。

 

ライブラリをチェックしてみたらこんな感じ。15年前の作品であることや楽曲の総数を考えるとかなり多い気がする…というかこの偶然の並びが熱い(笑)。

 

 というわけで、この「けいおん!」愛みたいなものを吐き出す機会を迎えられてよかったなと思います。放映当時にはもうこのブログもやっていたと思うけど、ブログに書くべきか、書くならどういう内容にすべきか悩んで結局タイミングを逸したような感じだったと思うので。心残りを晴らした感とやりきった感でもうブログ辞めてもいい気分にすらなりました(えっ)。まぁそれはともかく、今回の記事を書くために久々にHTTをリピートしたお陰で熱が再燃しそうで、音楽を聴くのはもちろんアニメや映画を観直そうとも思うし、またHTTの楽曲をコピーして遊びたくもなってきたので、今年は久しぶりに楽器をよく触る一年にしてもいいかなぁ…などと思ったり。愛用していたギターのネックが根元からポッキリとイっちゃって萎えてからご無沙汰してるんですよね。

 

 さてさて。果てしなく長い記事になったけど、ここまで読んでくださりありがとうございました!こんな長々とした自己満足にお付き合いいただき本当に感謝しかありません。さすがにもうこんな長い記事を書くことは二度とないと思うし、自分語りという形で番外編みたいな記事を書くことも多くなってきたしで、もう4月の恒例みたいな形での発信はなくなるような気もするけど、今回この記事を読んでくださった方も「けいおん!」というコンテンツを懐かしんだり、もしくは僅かでも興味を持つきっかけになったりすると幸いです。

 ちなみにHTTメンバーの中だと管理人は今も昔もムギちゃん推し!です。その理由を書くとなるとさらにここから5000字くらい延びそうなのでやめておきます(おしまい)。