En Esch / Cheesy

Cheesy

Cheesy

 

 KMFDMの主要メンバー(当時)・En Eschによるソロアルバム。

 

 KMFDMが「Apart」というアルバムの制作に取り組んでいたけど、レコード会社からの要請によりEn Eschの曲がお蔵入りになり、「Apart」は構想を変え「Money」としてリリース。そしてそのEn Eschのボツ曲を集めて作ったのが本作、という流れのようです。制作にはKMFDMのSascha Konietzkoや、後にKMFDMに加入するGünter Schulzも関わっているらしく、KMFDMライクというか想像できうるイメージから大きくは外れない音。だけど意図的なのかそうでないかは分からないけど、大半の曲が地味すぎ。ちょっと疾走するEBMという感じで、音や雰囲気は悪くないけど聴きどころに欠けるし、KMFDMらしいユーモアもないのがちょっと厳しい。格好いいなと思ったのは、シンセベースがブリブリいってるインダストリアルロック「Rule The Mob」、エスニックなハードテクノ「Soy Botones」くらい。それと、自身が参加したインダストリアルユニット・Pigfaceの曲をサンプリングしたという「Daktari」が、そのままPigfaceや初期Die Kruppsに通じるような、12分弱に及ぶエクスペリメンタルなインダストリアルで、趣味炸裂?の注目曲。KMFDMのコアなファン、または資料的価値を求める人向け、でしょうか。