Cubanate / Barbarossa

Barbarossa

Barbarossa

 

 UK出身のインダストリアルロック/EBMユニットの3rdアルバム。

 

 基本的には、前作とさほど変わらないノリノリのダンサブルなインダストリアルロック。しかしその方向性を更に突き詰め、より速度が上がり、より歪みが効かせられ、体感する熱量は前作を上回ります。ミニマルなグルーヴでこれでもかとグイグイ押すスタイルに関しても、退屈に感じる時間帯が減って───つまり無駄がそぎ落とされて、彼らの強みである部分が強化された感じ。ここまで来ればそのアグレッシブさだけでOKというか「そうこなくっちゃ!」と思わせられるものがありますね。地味に音のバランスもより迫力を感じられるようになっているのも嬉しく、ロックとダンスの両方の良いところに手が届いていると思います。かつてJ.G. Thirlwell(Foetus)が「今(当時)のインダストリアルは、ただのディストーションがかったダンスミュージックだ」と発言したとの逸話がありますが、本作はある意味その典型。しかし同時に高水準でもある一枚。彼が卑下する意味で発言したかは定かではないし、その経歴からも説得力を十分に持つのだけど…それでも「その道を突き詰めたカッコ良さ」というのはあると、管理人はこのアルバムを聴く度に毎回のように思うのです。

 

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