US出身のインダストリアルロックバンドのミニアルバム。
2ndの「Sin City」からは約3年ぶりとなっていて、内容は新曲とライヴ音源を合わせて全7曲という構成。彼らはアルバムを出す間隔が恐ろしく長いので、出来るだけ早く作品を形にするためにこういう形に踏み切った…かは定かではありません。が、聴けて良かったと思います。サウンドはヘヴィになりつつインダストリアル度も(若干ではあるけど)アップ。ほどよく肉付けが強化された恩恵はアレンジにも現れていて、スローな曲も退屈しないようになったし、それに合わせるように可憐な歌声とシャウトを使い分けるGenのボーカルの技量と迫力も上昇。要は順当にパワーアップしており、それはライヴ音源の迫力や堂々たる歌いっぷりからも感じ取ることができます。本作は「美敵女王様!」という邦題がついているのですが(笑)、これを聴くとそう叫びたくなってしまうのもわかる!