Static-X / Cult Of Static

Cult of Static (Clean)

Cult of Static (Clean)

 

 US出身のWayne Staticを中心とするインダストリアルメタルバンドの6thアルバム。

 

 個人的に彼らのここ数作の作品からはあまり良い印象を受けることがなかったのだけど、今作を聴いて「ああ、こりゃダメだー」とある種の諦めを感じました。シンプルと呼ぶにも憚られるくらいダラダラしたギターリフは芸がなく、ジャッジャッジャッと刻まれるだけ。楽曲もミドルテンポばかりでドラムもスタンスタンと等間隔で叩いてるだけだし、Wayne Staticの早口ラップ/シャウトもさほど堪能できない。かと言って全くメロディアスでもないし、とってつけたようなギターソロが響くだけの面白みのない楽曲はただ空を切るばかりで、しかもほぼ全曲フェードアウトして終わっていくので後味も煮え切らない。4th~5thアルバムの出涸らしを集めたのか?と思ってしまうほど。シングル曲や後半の楽曲などで瞬間的にちょっといいなと思うことがあっても、トータルでダラダラしてて掻き消えてしまう。勢いが重要だった音楽性からそれがなくなり、単調さだけが残った。聴きどころが見つかりません。この徹底的な無表情さはある意味インダストリアルと言えるか?んなわけないか。彼らは今作を最後に活動休止したようで、主な原因はメンバー間の確執にあるようだけど、創作面でも色々限界にきてたんじゃないかなと疑ってしまいます。1stと同じバンドロゴや力強いジャケットからちょっと期待したんだけど…。