MECHANICAL FLOWER

機械、金属、肉体、電子、幻想、前衛…そんな音楽が好き。

電脳美少女重工音曲選 -I've GIRL's Industrial Metallic 19 SONGS-

 今回は、北海道を拠点とするアニメ/ゲーム系音楽制作集団・I've(I've sound)の膨大な楽曲の中から、“インダストリアル(ロック)”に通じる音楽性だと管理人が感じた楽曲を19曲選んでみた、という企画になります。もしご興味があれば、是非とも触れてみてください。では、どうぞ!

 

01. CAVE / KOTOKO

 バンド的な構成が基調ながらも、反復感の強いリズムとその硬い音色、唸るベースライン、荒々しいギター、サイレンのようなシンセリフなど、不穏さを強く醸し出す前奏から強烈なインパクト。I'veは内容が(色んな意味で)ハードなタイアップ作にはこういったハードな楽曲を合わせるという方針が基本にあり、清廉な歌モノや電波ソングで少しずつその名を浸透させていた初期の時代において、本楽曲は一際ハードでオルタナティブな側面を打ち出した楽曲と言えるし、その妥協のない作り込みで当時のシーンに衝撃を与えたであろうことは想像に難くない。

[KOTOKO] CAVE

収録CD:『I've MANIA Tracks Vol.II』など

 

02. Dirty Boots / Outer

 I've作家陣とKOTOKOによるユニット・OuterによるSonic Youthのカバー。パンクロックと打ち込みを融合させるコンセプトのユニットなだけに、本楽曲も原曲のインディー/オルタナ的な匂いを漂白したド直球のインダストリアルダンスへ。原曲を再現した軽やかな導入から突然4つ打ちに切り替わるイントロは、初めて聴いたら目を丸くするかも。しかしエディットされたギターリフと波打つエレクトロニックアレンジの融合っぷりはなかなかの完成度で、作家陣のルーツとコアなチャレンジングがダイレクトに結実した貴重な一曲。数少ない洋楽ロックカバー曲としてもチェックして損はなし。

Dirty Boots (Cover)

収録CD:『diRTY GiFT』『Outer』など

 

03. Suppuration -core- / KOTOKO

 シングル『Re-sublimity』のカップリング曲。サイバー感とダークさが蔓延する中にノイジーなギターが並走するイントロ、そして声が加工されたAメロから否が応でも気持ちを掻き立てられるオープニング。ハードトランスのインダストリアル風というニュアンスで、非の打ち所のない構成と全編に渡り緊張感を保つメロディの完成度も高く、ファンの間では隠れた名曲と名高い。(BOXセット以外の)アルバム作品に未収録(多分)なのが勿体ない!このシングルは収録曲3曲とも同一作品のタイアップ曲で、どれも佳曲な上にダンス/トランス曲で統一されており単純にシングルとしても強い。KOTOKOソロで最も売り上げたのも納得の一枚。

Suppuration -core-

収録CD:『Re-sublimity』(シングル)『KOTOKO Anime song's complete album "The Fable"』など

 

04. Automaton / 島みやえい子

 アンビエントやオリエンタルな楽曲を得意としていた彼女が初めて披露した弩級のインダストリアル系楽曲。軋みを上げる打ち込みと迸るギターに叙情的なピアノや流麗なストリングスが融合し、ミッドテンポでズッシリと激しくも美しい世界を描き、嫋やかな歌声で女王の如く降臨。まるでRPGのボス曲のようなギラっとした華と巧みな展開美を有するところがあり、個人的にも数ある島みやえい子楽曲の中で1~2を争うくらい好きだし、この世界観はKOTOKOや他の歌手ではなく、彼女でしか表現し得ないものだとも思う。彼女の代表作である「ひぐらしのなく頃に」関連曲に引けを取らない完成度なので、そっち系の楽曲が好きで本楽曲を未聴な方にとっては隠れた名曲となり得るかも。

Eiko Shimamiya Automaton(lyrics)

収録CD:『Endless Loop』『COLLECTIVE』など

 

05. Collective / KOTOKO

 I've GIRL's COMPILATIONシリーズ6作目の表題曲。I'veでも有数のマニアックソングながら、ダーク枠の頂点として昔から高い人気を誇り、人気投票ベスト盤『G.C. BEST~』にも収録。機械的な打ち込みとヘヴィなギター、シンセの突き放すようなフレーズが細かく打ち鳴らされる音像の凄み。“ブックレットに載せられない汚さ”の歌詞ともども、楽曲の世界観は他の追随を許さないし、それでいてBメロからサビへ冷たく鳴り響くストリングスによるカタルシスで楽曲のテンションも最高潮に達する。I'veコンピ盤の“表題曲にハズレ無し”の法則、そしてそれがとりわけ傑作と呼び声の高い『COLLECTIVE』のもの──、つまりは名曲中の名曲!ということ。そしてその評価を押し上げているのは、この隙のないアレンジに他ならない。

KOTOKO - Collective

収録CD: 『COLLECTIVE』『G.C.BEST -I've GIRL'S COMPILATION BEST-』など

 

06. ひぐらしのなく頃に / 島みやえい子

 同名のアニメ作品のテーマ曲であり、同シリーズの象徴的な一曲。昭和時代の村落を舞台とした陰惨怪奇な作品設定に沿ったダークエレクトロ楽曲。ギターこそ使われていない(あるいは目立たない)が、不気味に蠢くシンセベースを軸としたシリアスなサウンドの上を民謡的なメロディやコーラスが舞うことで、土着的かつ重厚な和風ゴシックホラーテイストに仕上がっている。なお、彼女は同作品の続編や映画などでも引き続き主題歌やテーマ曲を幾つか担当しており、そのどれもが近しい雰囲気のダークポップ/インダストリアル系の楽曲となっている。

TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」 OP映像 

収録CD: 『O』『E.P.S -Eiko PRIMARY SELECTION-』など

 

07. Red fraction / MELL

 実はI'veでも最古参の活動歴を持ちながらも、それほど持ち歌は多くなくメジャーデビューも後発だったMELLが、メジャーデビューシングルの本楽曲にてその存在をいよいよ一気に知らしめた。ザクザクに刻まれるギター、弾丸のように打ち込まれるトランシーなキック、全英詞のクールな歌声が調和したハードでスリリングなトランス×デジタルロック/インダストリアルロックで、それがハードボイルドなガン/クライムアクションというタイアップ作品のカラーと見事に合致し話題に。彼女の代表曲となり、当時アニメシーンへも進出していたI'veの名をも押し上げたある意味伝説的な一曲。

MELL/Red fraction~TVアニメ『BLACK LAGOON』OPテーマ~(Official Music Video)

収録CD: 『MELLSCOPE』『Entrust ~the name of MELL~』など

 

08. UZU-MAKI / KOTOKO

 KOTOKOの3rdソロアルバムの表題曲。どう聴いてもKMFDMです。本当にありがとうございました。(古)と思わず言いたくなるイントロのギターリフがまず最高。そしてそのパワフルなリフを中心に、インダストリアルな打ち込みを巧みに駆使したミドルテンポのサイケトランス、あるいはそのまんま90年代中盤頃のKMFDM風インダストリアルロックを彷彿とさせる仕上がりで、この手の楽曲を得意とする作家・高瀬一矢のみならず、I'veのギタリスト・尾崎武士も編曲に参加したからこそ実現したであろう攻めのアレンジが光る一曲となっている。こういった楽曲はI've名義としてはともかく、KOTOKOのソロ名義としてはあまり多くなく、実はどちらかというと異色。

KOTOKO - UZU MAKI(Audio)

収録CD: 『UZU-MAKI』など

 

09. seduce / 川田まみ

 KOTOKOとは違う意味で、I'veの王道を進み看板歌手となった川田まみの数少ないインダストリアル要素のある曲。大部分はロック要素も含むシンセ/エレクトロアレンジのミドルポップという感じなのだけど、ゴリゴリのギターとブリブリのシンセベースが一点に注がれノイジーに暴れまくり、暴力的でカオティックなサウンドを叩きつけるリフが異次元すぎて驚嘆。ここだけ取ればzilchばりのインダストリアルメタルと言われても違和感がないという謎な一曲。ちなみに(多分だけど)ソロ名義のベスト盤の初回盤特典ディスクでしか聴けないレア曲でもある。

【借金姉妹~主題歌】seduce 川田まみ

収録CD: 『MAMI KAWADA BEST "F"

 

10. リアル鬼ごっこ / KOTOKO

 KOTOKOの10thシングル曲であり、同名の映画の主題歌。「UZU-MAKI」をさらに洗練させたようなギター主体のダークエレクトロ/インダストリアルロック。アレンジの方向性やテンポ感などは概ね引き継いでいるが、無機質なフレーズを繰り返すノイズギターを用いたヘヴィな音像や、激情を解放していくような圧巻のサビの歌声のドラマチックさもあり、I've製のマニアックソングとしては頭一つ抜けた抜群の聴き応え。メジャーの場で、しかもシングル曲として発表しているのも伊達じゃないというか。そういった自信にも満ち溢れた一曲。

KOTOKO「リアル鬼ごっこ」Official MV Short ver.

収録CD: 『イプシロンの方舟』など

 

11. KILL / MELL

 MELLの4thシングル曲であり、実写バトルアクション映画の主題歌。「Red fraction」のインパクトから始まったメジャーでの歌手活動は、そういった楽曲ばかりではなかったとはいえ、やはりアルバム曲も含めダーク/ハードな楽曲も少なくはなかった。そんな中、より音楽性を広げた2ndアルバムにおいて“ダーク路線”を正当に継承したことで逆に目立った本楽曲は、同じく実写映画主題歌のKOTOKO「リアル鬼ごっこ」にも通じるタッチのダーク系インダストリアルロックで、唸りを上げるギターとデジタリィな打ち込みが期待を裏切らない出来。ちなみに当時は元SOFT BALLETの森岡賢が彼女のライブサポートに参加していた縁で、同作にて3曲もの楽曲を提供している。

MELL/KILL~映画 「斬 ~KILL~」主題歌~(Official Music Video)

収録CD: 『MIRAGE』など

 

12. Bizarrerie Cage / MELL

 MELLにとっては久々(多分)のPCゲームのテーマ曲で、ハードな描写の作品に倣ったハードな方向性を踏襲。カチカチの打ち込みにド派手なエレクトロニクス、そしてストレートなHR/HM由来のギターが暴れ倒す異色のデジタル・ヘヴィメタルソング。MELLのヒロイックな歌声やサビ終盤のロングトーンシャウト、キュイ~~ンとアーミング&速弾きを炸裂させる間奏のギターなど、一歩間違えればギャグの領域にも足を踏み入れかねないレベルの“燃え”ポイントがアツイ。ある意味では遊び心のある楽曲と言える。作編曲を担当したのは高瀬一矢と思いきや井内舞子で、彼女もまた稀にこういったハードな楽曲を書いている。

Bizarrerie Cage

収録CD: 『EXTRACT』など

 

13. dilemma / 川田まみ

 ハイスパートなキックに時折ブレイクビーツを走らせる入り組んだ音響をベースに、荒々しいロックギターが規則的なフレーズで並走していく若干ダークなハードコアテクノ/ブレイクコア、といった変化球的なサウンドがまず印象的だが、川田まみの相棒的存在として長年支え続け、数多くの名曲/代表曲を生み出した作家・中沢伴行の手腕によって、川田まみの数々の定番曲と比較しても遜色なく、かつ同じ温度感で聴ける流麗でメロディアスな楽曲に仕上がっている。

りとるらびっつ -わがままツインテール- OP - dilemma

収録CD: 『EXTRACT』など

 

14. 川田まみ / No buts!

 川田まみの9thシングル曲であり、2010年代を代表する巨大メディアミックス作品との蜜月的なタイアップにて活躍の場を広げる中、一つのピークを迎えたと言ってもいい一曲。3rdアルバムあたりから確立してきた“川田まみらしさ”をさらに進化させたような曲調は洗練と呼ぶに相応しく、ロックとエレクトロの対等な融合と、常にレッドゾーンに突入しているような振り切った勢いが突き抜けたポップさに転化されもはや無敵。00年代以降のエレクトロニックロック、高速ドラムンベース/ドラムステップ、果ては同人音楽までもを飲み込んで一点突破したような充実のサウンドは、個人的な好みを抜きにしても、I've全体の何百とある楽曲の中でもトップクラスの域に達しているとすら思える。自身ソロのチャート最高位を記録したのも納得の衆目一致の大名曲。

TVアニメ「とある魔術の禁書目録Ⅱ」 OP映像(No buts! /川田まみ)

収録CD: 『SQUARE THE CIRCLE』『MAMI KAWADA BEST BIRTH』『MAMI KAWADA BEST "F"』など

 

15. Recall / Ray

 正確にはI've所属ではないが、I'veの作家からの楽曲提供も多かった彼女。特にキャリア初期はそれが顕著で、全楽曲をI'veが作編曲/プロデュースを行った1stアルバムのタイトルは『RAYVE』(Ray + I've)だったりする。そんな彼女の3rdシングル曲である本楽曲は、メタリックなギターが刻まれる後ろで金属音がガキンガキンと打ち鳴らされるイントロ~Aメロのアレンジに驚愕。初めて聴いたときは思わずひっくり返った。彼女は基本的には爽やか/可愛い系のアニソン/ガールポップな楽曲が多く、本楽曲もロック色が強いとはいえその範疇と言えばそうなのだが、これはもう「インダストリアル・アイドルメタル」である。何言ってるか自分でも分からん。

Ray「Recall」Official Music Video/Full Size

収録CD: 『RAYVE』『Happy days』など

 

16. fire just do it / Larval Stage Planning

 桐島愛里、舞崎なみ、朝見凛の3名で結成されたボーカルユニットの唯一のアルバムより。3人体制という表現の幅を生かして甘めのテクノポップから攻撃的なトランス/ロック色の強い曲まで詰め込まれた同作の中で、最もそれっぽいと言えるのはこれか。サイバーな音色のヘヴィロック風ギターリフをリズミックなキックとユニゾンっぽく聴かせるイントロが切れ味鋭く、全体的にクラブ向けの方向性ながらもド頭や間奏などでバンドっぽい演奏で縦ノリになるパートも格好いい。機械SFがテーマの作品とのタイアップの妙味が出た一曲。アルバムだとこれの1つ前の楽曲がいわゆる電波ソングで、続けて聴くとその落差に驚かされる。

『GUNS N' SOULS (ガンズアンドソウル)』 OPムービー

収録CD: 『LSP』など

 

17. サブリミナル・アジェンダ -Album Mix- / 柚子乃

 激しい楽曲から電波ソングまでこなすユーティリティシンガーとして、川田まみ引退以降のI'veを支えた彼女もまた攻撃的な楽曲のレパートリーが豊富。中でもこの楽曲のグリッチな飛び道具やハイスパートなキックにノイジーなギターが絡みつくハードテクノ/エレクトロニックロックな音像はひたすらに鋭く、彼女の特徴でもある挑発的な歌声が異常に映える。I've楽曲では珍しく、歌手自身によるラップを披露するパートもあり、MELLや川田まみといった偉大な先輩たちに負けない自らの強みやキャラクターを発揮した幸福な一曲でもある。

ギャングスタ・アルカディアOP

収録CD: 『Evidence Nine』『PINK POISON』など

 

18. HOWL / 川田まみ

 「E.M.R (Electric.Mami Kawada.Rock)」をテーマに掲げた5thソロアルバム収録曲。丸ごと一枚を通してデジタル/エレクトロニックとロックの要素をよりディープに摺り寄せたコンセプチュアルなアルバムの中でも、よりインダストリアルなサウンドを追求した楽曲。機械的なノイズギターのキメキメのリフ、マシンガンのようなリズムテクスチャーが重心低めで突き進む硬質なアップナンバー。川田まみも別人が憑依したような一線を超えた歌い方で、英詞を不敵に吐き捨てていく様が楽曲にさらなる勢いを与える。この楽曲とアルバム内の1つ前の「here.」は、いずれもタイアップ的な繋がりでMELL「Red fraction」の後継として制作されており、共通する部分が多いのも納得&注目ポイント。

HOWL

収録CD: 『PARABLEPSIA』など

 

19. めぃぷるシロップ -The wolf inside mix- / Outer

 2012年に「遊結」(無期限活動停止)したOuterが2021年に復活し、同年にリリースしたアルバムに収録されたKOTOKOの電波ソングのカバー。ハッピーハードコア風のリズミックなサウンドに乗せて、恋心の動きをキャピキャピなお菓子作りのメタファーで塗り固めた狂気の原曲が令和に蘇る!しかもOuterの手によって。ミニマルエレクトロのパンキッシュなビートと無表情なサンプリング(風)ギターが並走する超ソリッドなサウンドに乗せられた、夢見る少女の天真爛漫ぶりがハードコアに弾ける暴走リリックは笑い涙なくして聴けない!“たっぷりかけてね めぃぷるシロップ×3 うぇ~~~い♪”じゃあないんだよ(オチ)。

Maple Syrup (The wolf inside mix)

収録CD: 『Rebellious Easter』など

 

 

 以上です(ゼーハー)。改めて説明すると、北海道を拠点とするアニメ/ゲーム系の音楽制作プロダクション・I'veは、高瀬一矢を中心としたクリエイターチームとKOTOKOや川田まみら複数の専属ボーカリストによって、90年代後半からPCゲーム/アニメを中心に多数のタイアップ曲やオリジナル曲を発表し続けており、多くのヒット作を後押ししたり、楽曲を通してファンベースを獲得したりブランド価値を高めたりすることで、2004~2006年頃には専属ボーカリストが次々とメジャーデビューしたり武道館ライブを開催するなど一大人気を博しました。またそれだけでなく、シーンの確立や盛り上がりへの貢献、外部への楽曲提供、後進の同業クリエイターへの多大な影響など、非常に重要なポジションを担い今日まで活動を続けています。

 そんな彼らが放つ音楽は、トランスをベースにした電子音楽を主としながら、清廉なシンセポップや攻撃的なロック寄りの楽曲、果ては生楽器のバラードから萌え萌え電波ソングまで、複数の作家の持ち味と専属ボーカリストたちの個性の掛け算によって非常に幅広く、その中には打ち込み色の強いダークな楽曲やダンスチューンとロックを掛け合わせた、いわゆる“インダストリアル(ロック)”的に聴けるものも幾つかあって、そういう楽曲は個人的な好みもあって特に愛聴していました。そこで、そういった楽曲だけを抜粋して紹介してみよう、というのが今回の企画になります。

 ちなみに記事のタイトルは、I'veが多数手がけていた往年のPCゲーム──別名“美少女ゲーム”と呼ばれていた作品と、インダストリアル的な質感の音楽をなんとなく想像させる響きから、思いついた漢字を掛け合わせた造語になります。日本語(?)的に間違っているかどうかなどは気にしていないのでご容赦ください。サムネイルの画像は、選出した楽曲のタイアップ先の作品群のパッケージのコラージュです。それと、なぜ19曲という中途半端な数なのかというと…そこまで深い意味はないけれど、最低限入れたい曲数と、それでも収拾がつかなくなりそうな候補の多さ、人によって「これは入らないのか」「これは違うだろ」という意見の違い、そもそも管理人もI'veの全楽曲を完全に網羅してはいない(できるわけない)、など色々な要素を鑑みて未完っぽい数字で止めて、先を考える余地を残してみたという感じです。まぁどうでもいいですネ。

 I'veというプロダクションの細かい歴史や解説とか、人気曲/隠れた名曲の紹介みたいなものはきっと他の誰かがやっているだろうということで、弊ブログならではの視点…というか管理人の趣味をより炸裂させるならこれしかない!ということでやってみた次第です。とはいえ、選出はあくまで管理人の個人的な主観によるもので、作家自身がジャンルを公言などはしておらず、聴いた感触も人によってまちまちだとも思うので、あくまでも参考程度ということで。もちろん、I'veのダーク/ハード/ロック路線の楽曲というのはあくまでも魅力の全体のごく一部であり、代表曲や名曲はまだまだ山のようにあるわけですが…I'veを知らなかった人や久しぶりに目を向けた人などに、やや特殊な視点の提案として。そしてその存在や多彩な楽曲に目を向けたり改めて触れるきっかけなどになれば幸いです。

 これは過去何度か記事にしてきたことだけど、管理人も昔I'veという存在を知りその音楽を愛聴していたことと、インダストリアル系の音楽を好きになって色々と発掘していたことは全く別の軸のお話で、それが管理人が影響を受けた某CDレビューサイトさんを介して一つに繋がったという経緯がありました。そう言えば、そのサイトの管理人さんは、高瀬一矢はFront Line AssemblyのBill Leebを意識しているのではないか?という説を唱えていましたね。I'veのセルフカバーアルバムのタイトルが『The Front Line Covers』だし、そもそもI'veのキャッチコピーが「LOW TRANCE ASSEMBLY」だしで(笑)。確かに偶然にしては出来すぎのような気もするけど、作家陣のインタビューでルーツなどが語られた際に、具体的なそっち系のジャンルやアーティスト名を目にしたことはない…まぁ実際はどうあれ、そういうのもあれこれ想像しながら聴くと楽しみ方も増えるかも。

 

 というわけで、今回の企画は以上になります。本来は4月の初旬、遅くとも一桁日のうちに公開したかったのだけど、管理人の回線事情やその周辺の環境が悪化して(というか怪しい中やってきたけどさすがに限界がきて)無理になってしまい、だいぶ遅くなってしまいました。まぁギリギリ4月の前半に滑り込みセーフとも言えるか…?改善するまでもうちょっと騙し騙しやっていくつもりです。

 最後に過去にブログで書いたI've関連作品の紹介記事を一通り貼りつけようと思ったけど、数が多すぎるので、上で挙げた19曲の収録作品のうち、過去ブログで扱ったものがある場合は曲紹介のところにリンクを貼る形にしています。また、本企画の関連企画記事として「美少女ゲームと音楽の思い出」「『G.C. BEST~』全曲レビュー」を最後にご案内するので、よろしければ合わせてご覧ください。最後まで読んでいただきありがとうございました。