アメリカの人気コミックを題材にした映画「Spawn」のサウンドトラック。
このアルバムの面白いところは、全ての曲において、主にロック×テクノのような、違った分野のミュージシャンがコラボレーションしているという点。インダストリアルロック系のバンドもいくつか名を連ねています。リストはこちら。管理人の半端に偏った知識では、知っているバンドは「おぉ!」と驚き、逆に知らないバンドはまったく知らなかったりしますが、一同にこれだけ雑多に集まると壮観です。音楽的には、全体的にデジタルロック~ビッグビートのサウンドで、ロックのダイナミズムとテクノの打ち込みが折衷され、曲によってはラップメインだったりメロディが歌われたり…と、なかなかいい感じに混沌としてます。やはり当時のトレンド色も強いので、今聴くと少々古臭い曲も無きにしも非ず。Slayer & Atari Teenage Riotという凶悪な組み合わせの「No Remorse (I Wanna Die)」は、期待したほどじゃなかったけど、まぁノイジーでやかましいです。参加しているミュージシャンのファンなら、ちょっと違ったテイストを味わえると思うので、聴いてみてもいいと思います。