UKのインダストリアルロック/EBMユニット・CubanateのMarc Healらによるサイドプロジェクトのアルバム。
そのままCubanateで使えそうなダンサブルな4つ打ちインダストリアルロックな曲もあるけど、アルバム全体のイメージとしてはメタルギターや歪んだリズムトラックのような判りやすい攻撃性や派手さがなく(または薄め)、シンセベースをフィーチャーしたミニマルなグルーヴで攻め立てるダブやトランスみたいな印象。ボーカルも終始がなりっぱなしのCubanateとは違ってテンションが低かったりするけど、楽曲のスピード感を損なわずうまくクールな感触でまとまっているし、単調にならない工夫にもやはり優れていて、個々の曲のインパクトが若干薄めなのを差し引いても、全体を通して退屈させないのがGOOD。というかCubanateがリミックスアルバムを出していたらこんな感じだったかも、っていう感想。