
今年ももうすぐ終わり。ということは2000年から四半世紀が経過したということで。ひゃー!そんな過ぎ去りし時を求めるのは一旦置いといて(なんのこっちゃ)、今年のお気に入りCDの記録でございます。
▼2025年良かった新譜10選(発売日順+個人的No.1)
Tayne 『Love』
CARTHAGE 『Duskdawn』
Psyclon Nine 『And Then Oblivion』
Ministry 『The Squirrely Years Revisited』
YASS 『Feel Safe』
Cosey Fanni Tutti 『2t2』
Author & Punisher 『Nocturnal Birding』
Blush Response 『Ego Death』
VOWWS 『I’ll Fill Your House With An Army』
In Covert 『Bleak Machinery』
▼同じくらい良かった次点8作
Haunted Horses 『Dweller』
The Young Gods 『Appear Disappear』
ACID ANDROID 『fade into black cosmos』
Ho99o9 『Tomorrow We Escape』
-ii- 『Apostles Of The Flesh』
X Marks The Pedwalk 『Insomnia』
HAYWARDxDÄLEK 『HAYWARDxDÄLEK』
Foetus 『Halt』
Tayne 『Love』

ロンドン出身のインダストリアルロック/ポストロックトリオの1st。Nine Inch NailsとLady Gagaに強く影響を受けたという彼ら。その組み合わせにちょっと驚くけど、ガガ様はBTWしか聴いたことがなくよく分からない…とはいえNIN直系ともまた違う、シューゲイザー/ポストロックを下敷きにしたような容赦ないギターノイズと儚い歌声にまず耳がいく。しかしリズムの硬質な音色やメタリックなリフのエディット感はどうにもマシーナリーなインダストリアルメタルのそれ。かようにサウンドは鋭利だけど、比較的分かりやすい短尺の構造とキャッチーなメロディによる楽曲はポップに聴かせることに心血が注がれ、彼らが自称する「インダストリアル・ノイズ・ポップ」を見事に顕現。相反する要素を混合させる手腕とレンジの広さはNINやGagaといった先人に倣った成果なのなのだろうし、共演経験のあるHEALTHやAuthor & Punisherらにも通じる(特にHEALTHにはかなり似ている)同時代を射貫く才能が感じられます。
Tayne - Down (Official Music Video) - YouTube
CARTHAGE 『Duskdawn』

マンチェスター出身のDamian Bennettによるポストメタルプロジェクトの3rd(?)。よく知らない人だけど、音楽活動自体は1990年頃から行っており、かつてはTechno Animalへの参加やKevin Martinとの絡みもあった人物。その縁か、前作と本作はJustin K BroadrickのAvaranche Recordingsからのリリースとなっており、マスタリングもJustin K Broadrickが担当しています。丁寧なギターのストロークから始まるポストロック/メタルを基軸としながらも、アンビエントなアプローチが強め。鼓動のようなリズムの上で淡々と広がっていくノイズ/エレクトロニカがもたらすのは、まどろみのような、あるいは変な夢に迷い込んだような抽象的で奇妙な音空間。それら楽曲の多くは夜明けや黄昏時に書かれたらしく、音・ジャケ・タイトルでクリエイティブをビシッと統一しているのも技アリ。言葉にするのが難しい難解さはあるけど、一撃で心を鷲掴みにされたのもまた事実。Justin K Broadrick周りの創作物が好きならば聴かない手はない一作。
CARTHAGE - Duskdawn Teaser - YouTube
Psyclon Nine 『And Then Oblivion』
アメリカ・ロサンゼルス出身のアグロテック/インダストリアルメタルバンドの8th。ボーカリストのNero BellumがSkoldとNot My Godを結成して以来、改めて注目するようになったバンドだけど、最新作は特に素晴らしかった!陰惨なインダストリアル/ブラックメタルという元来の持ち味にトラップとダークアンビエントの要素をプラスし強化。不穏さ、毒々しさ、不気味さを孕んだ音像を、先の読めないトラップビートやクラブ向けのダンスビート、あるいは素直に暴虐性を打ち出すブラストビートに乗せるなどし、楽曲ごとのテンションとエネルギーの解放を巧みにコントロールすることで、デスコア風からEDM風まで幅の広いアプローチを実現し、ピークを計算しながら聴き手を引きずり込んでいく流れを生み出しています。ゴシカルなアンビエントインスト~バラードで終わる展開もニクいし、これが全9曲という短尺でカチッとまとまっているのもなかなかに凄い。傑作としか言いようがない。
PSYCLON NINE "DEVILS WORK" - YouTube
Ministry 『The Squirrely Years Revisited』
アメリカ・シカゴ出身のインダストリアルメタルバンドの17th。過去何度かバンドの最後を匂わせながらも何だかんだ活動が続いてきたけど、2026年が本当に本当の最後っぽい。その先駆けとしてリリースされた本作は、Al Jourgensen自身何十年も黒歴史扱いして憚らなかった(が、ファン人気は高かった)最初期のシンセポップ時代の楽曲のリメイクアルバム。それもMinistryの重要な時期を支えた元メンバー・Paul Barkerと21年ぶりに再び手を組んでの制作というから、その前情報だけでもう胸が躍るわけです。彼らの3rd~5thでインダストリアルメタルの「入門」と「頂点」を一気に経験した自分にとって、1stは「わは、全然違う!」とメタ的に楽しみながらも、ちゃんと良い音楽だと捉えられるようになり、それがジャンルの入り口にもなったので、本作をリアルタイムで経験できる時がとても待ち遠しかった。実際に聴いてみると、スラッシュメタルに魔改造するとかではない、オリジナルに忠実かつ現代的な色づけがなされた完璧な内容に大感涙。この作品への巡り逢いにただただ感謝するのみです。
Ministry Every Day Is Halloween (Squirrely Version) [Official Music Video] - YouTube
YASS 『Feel Safe』

ドイツ出身のノイズロック/ポストパンクデュオの2nd。彼ら自体は2015年頃の結成のようだけど、メンバーは90年代からドイツのノイズロックシーンで活動していたようで、まさにドイツという土壌、ノイズロック/パンクバンドとしてのキャリア、Kraftwerkへの多大なリスペクトといった要素が一丸となった一枚。フレーズを奏でているというより連打を重ねていると言った方が近そうな、一定の規則性のループによって生まれる無機質なグルーヴを、ノイズロック/パンク的なちょっとした汚れや乱れをまとった直線的なビートでもって、緩急をつけながら放出していく様がなかなかに圧巻。この緻密な計算と荒々しさが同居したかのようなとても刺激的なモータリックサウンドは、彼らの音楽的な変遷とセンスの賜物かと。好き嫌いは分かれるだろうけど、個人的には好み一直線。インダストリアルロックやシンセパンクとしても非常に魅力的だと思います。
YASS - GOT HURT (Official Video)- YouTube
Cosey Fanni Tutti 『2t2』
イギリス出身のインダストリアル/エクスペリメンタルアーティストの3rd(?)。Throbbing Gristleのみならずその前身グループの創設メンバーの一人でもあったという偉人レベルのキャリアを誇る彼女が近年ソロ作品を出していたのは知りませんでした。一種の集大成的な作品とされる2019年作『Tutti』のさらに先へ行き着いたとも言える内容で、まるで浮遊する音の粒が少しずつ形を成していくような不可思議なエレクトロニカとファジーな囁きの歌唱が、時折浮き出てくる管楽器等の有機的な音の放出と重なり合い、催眠的な低音ビートの上で溶け合うように流れていく前半、イマジネイティブなアンビエントのめくるめく連打という別口のアプローチで迫る後半という二部構成にて、力強くも儚いオンリーワンの音世界を構築。御年74歳とは思えない先鋭的なサウンドにいつまでも浸っていたくなる一作。
Never The Same (edit) - from the 2025 album '2t2' by Cosey Fanni Tutti- YouTube
Author & Punisher 『Nocturnal Birding』
アメリカ・カリフォルニア出身のTristan Shoneによるインダストリアルメタル/ドローンメタルプロジェクトの8th。相も変わらず超重量/硬質なドローンサウンドが最高だな~と一通り聴いた後に、本作のタイトルやジャケットにもある「鳥」の鳴き声にインスピレーションを得たというコンセプトを知り、そんなのあったっけ?と最初から念入りに聴き直し…そこでハッと気づいたときに景色がガラッと塗り変わっていく感覚を覚えました。引用、模倣、着想など細部にまで入り込んだ確かな生命の息吹と圧倒的な重工業の音の調和は、元々持ち合わせているただエクストリームなだけでない深みや陰影も兼ね備えるサウンドスケープに意外なコントラストを与え、繰り返し聴くのが楽しくなる仕掛けとしても秀逸。さらに複数のフィーチャリングゲストの色も加わることで、また一つ新境地に踏み込んだ意欲作としてここに結実。
AUTHOR & PUNISHER - Thrush (Official Music Video) - YouTube
Blush Response 『Ego Death』

アメリカ・ニューヨーク出身のJoey Blushによるテクノ/EBMプロジェクトの6th(?)。自身のレーベル運営、メーカーシンセのサウンドデザイン、近年はFront Line Assemblyのサポートも行うなど多方面で活躍する才能豊かな彼の最新作は、精密で卓越したインダストリアル/エレクトロニックミュージックの極致とも言える出来。古くからのインダストリアル/EBMの影響や攻撃的なノイズ/グリッチといったフックを、近代的なインダストリアルテクノ/IDMの方法論と掛け合わせるという得意技に“人の揺らぎ”が介入。複雑かつ重厚なビート、ロック寄りの躍動/衝動、ギターやボーカルの表面化などの要素が、よくある「人間と機械の融合」ならぬ「人間が機械を侵食」するかのような、非常に先進的なインダストリアル×ロックを確立。整理された音の中で膨れ上がる本能的な暴力性がとても刺激的な傑作。
BLUSH_RESPONSE - BLACKENED SKY [OFFICIAL AUDIO] - AOF460- YouTube
VOWWS 『I'll Fill Your House With An Army』
オーストラリア出身のポストパンクデュオの3rd。インディーロック/エレクトロニカ的な颯爽とした身軽さ、ポストパンクを彷彿とさせるリズム、インダストリアルを通過した歪みと重み、ダークウェイブ由来のグラマラスでメランコリーな歌心…色々なジャンルの要素を感じさせるけど、あれこれ手を出しているという雑さは一切なく、軸足は彼らが標榜する「デス・ポップ」という美学できちんと強固に根が張られていて、むしろ一つの場所に留まらない器用さ、あるいは尻尾を掴ませない不敵さといった印象が勝る。男女混声ボーカルなのも彩りと変化があって個人的にポイント高し。Nine Inch Nailsにも参加したJosh FreeseやKornのJames Shafferのゲスト参加、A Perfect CircleのBilly Howerdelとの共同プロデュースといったレジェンド勢の力添えに呑まれることなく、洗練したサウンドの追求に成功した強力な一枚。
VOWWS - Pulls Me Apart (Official Music Video)- YouTube
In Covert 『Bleak Machinery』

アメリカ・カリフォルニア出身のインダストリアル/ノイズロックトリオの1st。煌めきと揺らめきが不思議な音響を醸成するポストパンク、だけどインダストリアルなノイジーさと重量感が共存していて、楽曲を覆い尽くさんばかりの残響音が余韻となって余白を作り出し、悲しみや心の痛みを歌い叫ぶボーカルとともにアルバムの世界観を増幅させていく。音の強度は保ったままメロディアスなパートも飛び出して油断ならない。上で挙げたTayneとパーツは似ているようで、でも決定的に違うのは、こちらはゴシックやパンクの色が強いというところかな?ともあれ、耳にしたその一瞬で惹き込まれ、調べてみたら本作の制作にあたってThe CureとGodfleshに影響を受けたとのことで、「わ、わかるゥ~!」と大納得。想像がつきにくいかもだけど、聴き終えて考えると本当それでしかない。そりゃー好みど真ん中ストライクなわけだ。複数のインスト曲の使い方や伏線の貼り方も上手い。彼らを知れたのが今年一番の収穫。大満足。
In Covert "Death Embers"[Music Video]- YouTube
Ministryの美しい再録劇に感動して、そこに立ち会えてよかったな~、今年はこれ以上の出会いはないんじゃないかなぁ、なんて思っていたら、それ以上のものに出会えたという年でした。昨年のLord Spikeheartもそうだったけど、自分が全然予想もしていなかったところから突然現れた、まさに青天の霹靂とも言える衝撃。普段は旧譜の鑑賞や掘り下げの方が多いだけに、こういった新作との出会いがあることがとても有り難く思います。
そしてそのLord Spikeheartや最近の傾向で改めて自分で自分に気づいたというか、ここ最近はヒップホップあるいはその要素の強いアーティストも好みになってきていて。上で挙げたDälekやHo99o9、挙げなかった中でもCBZK、clipping.、Yugen Blakrokといった人たちの新譜は結構なお気に入りで、旧譜含め今後もっとそういった方向性を聴き進めていきたいという気持ちも沸々と。気になったものを手あたり次第試聴していく中で、自分の好みの開拓や再発見をしていく感覚がとても楽しい。
次点8作の方では、Killing Jokeがノイズロック化したようなHaunted Horses、生音主体でゴシカルなポストロック/トリップホップをちょいインダストリアルに展開する-ii-(トゥーアイズ)あたりも初聴き勢として特に印象的だったし、VNV NationやAssemblage 23といったベテランフューチャーポップ勢の心のすくような楽曲に心洗われながらも、そこにダークシンセ的な機微をこれまたベテランの安定感で重ねたX Marks The Pedwalkが一枚上手に感じてとても良かった。yukihiro先生のACID ANDROIDも、あのサラっとやってのけているような良い意味で軽い音塊の中に、過去作の要素がギュッとタイトに詰め込まれたかのような豪華さもあるというか、そういう不思議な感覚が凄く刺さったり。それから、リリースが年末きわきわだったので聴き込む余裕がなかったけど、JG ThirwellのFoetus名義での12年ぶりで、かつ最終作だと宣言された『Halt』がまたとびきり心震える内容でした。
今年は上記以外でも良いなと思った新譜がたくさんあって、10選とか次点8作とかの枠も実際関係ないようなもので。って自分で設定してるんだけど。ネット上でバズり散らかしている某ドカ食い漫画の迷シーンのように「「ある」のがいけない!!!!」と迫真の表情でポチポチと入手してはちまちまと聴いておりました。やー、満足満足。まぁブログでは過去記事の書き直しに労力持っていかれていて、触れる余裕はないという…
▼その他、今年よく再生した人たちなど


9mm Parabellum Bullet 『THE ULTIMATE COLLECTION -20Years, 20Bullets-』 (2024)
THE ALFEE 『30th Anniversary Hit Single Collection 37』 (2004)
Brian Eno 『Another Green World』 (1975)
B'z 『FYOP』 (2025)
Can 『Tago Mago』 (1971)
Deep Purple 『Deep Purple: The Very Best Of Deep Purple』 (1980)
Echo & The Bunnymen 『Heaven Up Here』 (1981)
Fishbone 『The Reality Of My Surroundings』 (1991)
Lou Reed 『Between Thought And Expression』 (1992)
lynch. 『THE AVOIDED SUN / SHADOWS』 『 GREEDY DEAD SOULS / UNDERNEATH THE SKIN』 (2025)
Melvins 『Houdini』 (1993)
The Smashing Pumpkins 『Mellon Collie And The Infinite Sadness』 (1995)
T. Rex 『The Slider』 (1972)
サバシスター 『覚悟を決めろ!』 (2024)
スピッツ 『CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection』 (2017)
嵐 『This is 嵐』 (2020)
德永英明 『Nostalgia』 (1993)
羊文学 『D o n' t L o u g h I t O f f』 (2025)
9mm Parabellum Bulletは初めてMV込みで知ったときに凄く衝撃的で、調べてみたらLUNA SEAのアルバムをフェイバリットに挙げたりしていて。当時そこまでLUNA SEAの再評価は進んでいなかったり、ヴィジュアル系シーンが盛り下がっていた時期だったと思うので、なんだかとても嬉しくて親近感を覚えた記憶があるんですよね。しかもそれが全然違う音楽性の、バリバリの有望な若手邦ロックバンドという存在だったのも心強かった。そこからずっと贔屓目に応援しているフェイバリットなバンドです。カラオケでもめっちゃ歌いました(ってそれはどうでもいいか)。そんな彼らも20周年…うひゃー。德永英明は思い出したときに聴くくらいの距離感だったんだけど、今年は気まぐれでオリジナルアルバムをじっくり履修していて。自分が初めてCDを買ったアーティストでもあるし、ある意味故郷のような存在。普段インダストリアルだのメタルだのゆーてますけども、一生聴くだろうなって確信を真っ先に持てるのはこういう人だったりする…のかな?
一昨年くらいからBlack Sabbath、Led Zeppelinとヘビロテしてきて、ならば次はDeep Purpleか?とよく分からん動機で久々に聴いたら見事にハマったという。聴きすぎたせいか、放課後ティータイムの「カレーのちライス」がDeep Purpleにしか聴こえなくなった(意味不明)。で、つい先日David Coverdaleの音楽活動からの引退のニュースを目にして、それきっかけでほぼ未体験のWhitesnakeにも手を出し、これまた格好いいな~!となっているのがここ1ヵ月くらいのお話でした。あとは、何だろう?90年代のオルタナ/グランジに改めて目を向けた形跡がある?なんかやたらスマパン聴いてたなっていう。初体験が賛否両論の『Adore』だったせいか今でも1、2を争うくらい好きだったりします。
上記にない分だと、浅井健一のベストアルバム『WHO IS BENZIE?』も思い出の一枚。BLANKEY JET CITY以降の活動にほとんど触れていないニワカなので、とてもよい勉強になります。それから、RYUICHI・INORAN・葉山拓亮によるユニット・Tourbillonの最新作は、RYUICHIが静脈瘤の手術を受けて以降レコーディングされた現在唯一の音源(バンド/ソロ含め)じゃないかな?それも含めて興味津々でした。INORANとのツインボーカル曲もファンとしてはアガります。あとは冬になると毎年ブリグリが聴きたくなる現象の流れで、あんまり聴き込んでいなかったTommy heavenly6を今ごろ集中的に聴いたりもしてました。アヴリルみたいでイイネ!(単純)
ブログの長編企画で扱ったアーティストは、記事を書くため&書いた後の余波で再生回数が爆上がりする現象があるんですが、今年はゲーム音楽の記事を書いたのでゲーム音楽をたくさん聴いた感。というか「Nintendo Music」が神すぎますね。あとは主にレトロゲームの動画や配信をラジオ/BGM代わりによく流したりもしていて。その分今年は全体的な音楽の再生数にも影響出るかなと思ったけど、そうでもなかったかな?自分は年代や趣味の近そうな小規模配信者しか観ないんだけど、人気の大手配信者とかは同時視聴者数が4桁とか平気でいってる人が山ほどいてビックリしますね。こういうのもほんの数年前にはなかったことを思うと、すごい文化ができたもんだなと思っちゃいます。
▼以下、音楽と関係ない話
2025年といえば、個人的にはやっぱりこれ。2017年発売のNintendo Switch以来、約8年ぶりとなった新世代のゲーム機!そういや8年前の年末記事にもNintendo Switchを買った喜びを書いてたっけな~…今読み返すとやけにあっさりと短く収めているけど(笑)。まぁそれはそれとして、今回の新ハードはあくまでも順当で正当な進化を目指したようで、明らかな新機能と呼べそうなものは、外部の機器やアプリなどを使わずにオンラインチャットやマウス操作が行えるくらいか。それもゲームプレイに新たな価値や便利さを付加してくれるけど、驚きという意味では控えめかも。しかしそれも意図的というか、開発者の方のお話によると、初代Switchのプレイスタイルの提案の成功とそこに未だ残る可能性を鑑みて「変化のための変化」を避け、純粋なスペックアップを介した次なる遊びの提供と、膨大な初代Switchのソフト資産の互換/環境の維持を優先した結果のようで、遊び手側としても、未知の驚きよりも約束された快適さを求めて買い替えられる安心感があるという意味では、ある種スマホの機種交換に近い感覚と言えるかも。
手にして改めて驚くほどの大画面とその美麗さ、マットな質感と持ちやすさ、マグネット着脱式のJoy-Con 2、OSのUIやショップの軽さなど、目立つところから細かい部分までの手触りの良さはさすが任天堂という感じ。ソフトもものによっては既存(=初代Switch)のゲームソフトの「Nintendo Switch 2 Edition」というバージョン違い or 有料アップデートを通した快適性の向上や新コンテンツ追加という選択肢も増えたし、また特別なアップデートが用意されていない既存のタイトルであっても、Nintendo Switch 2で起動すると動作面で何かしらのプラスがある場合も多かったりと、手持ちのゲームソフトを遊ぶこと自体にも恩恵がある、というのは直系の新ハードならではの大きな利点であり有り難い一面でした。例えば、初代Switchでメガヒットを記録した「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のNintendo Switch 2 Editionでは、ロード時間の大幅な短縮、処理落ちの著しかった場面での完璧な改善、スマホアプリ「ZELDA NOTES」を介した便利機能や世界観の補強などがついてくるという。初プレイの方はもちろん、再プレイにも最適!反面、パワーのあるマシンなだけに電池持ちが悪いこと、相当重たくなっていることは留意すべき点で、だいぶ高価になっちゃった値段も考えると、手軽に持ち出したりするには結構な腕力と勇気が必要かも(笑)。
そんなわけで、ゲームが好きであればあるほど恩恵を受けられるハードと言える一方、何も急いで買う必要もないと判断する人も少なからずいるだろうけど、自分としては新しいハード(モデルチェンジ除く)は基本ずっと発売日買いしてきたこともあって今回もそのつもりだったし、何より数年に一度のお祭りには全力で乗っかりたい!もちろん一番はゲームを遊びたいからに他ならないですが。今はしばらく待てば値段が下がるご時世ではないし(むしろ値上がらないか心配)、どうせいずれ必ず買うなら早いに越したことはないだろうなと。そう自分に強く強く言い聞かせて(おい)。さすがに発売日狙いは結構な争奪戦だったので、本っっっ当に運よく滑り込み購入できたときは嬉しかったというより心底ホッとした感じで。買わせてくれたお店にはしばらく足を向けて寝られません(?)。
そんなNintendo Switch 2“専用”の目玉ソフトとして、ローンチ及びその1カ月後までに発売された期待の新作たち。「マリオカート ワールド」は、今までのシリーズとは違い各コースを一つの世界に散りばめて配置し、コースとコースの間の移動も含めたサバイバルレースを最大24人で行えたり、あるいはシームレスに繋がる世界をどこまでも自由にドライブできたりと、スケールの増大とオープンワールド的な新体験が最大の売り。「ドンキーコング バナンザ」は、3Dの「ドンキー」としては何と26年ぶり(!)という完全新作。縦横に広がる大きな箱庭ステージの壁や床を好きに破壊できる自由度が爽快で、道なりに進むもよし、自分だけのルートを探索/開拓していくもよしという懐の深さ。そして「スーパーマリオ オデッセイ」以来改めてスポットが当てられた女性キャラ・ポリーン(の、少女の姿)とともに冒険をし、絆を深めながらも「マリオ」「ドンキー」シリーズ間を横断する世界に迫っていく描写も心高ぶるものがあり、アクション面とストーリーテリング面の両輪で任天堂の“本気”を感じられる出来。いずれのタイトルも、手触りと完成度がとにかく秀逸で、感涙もののファンサービスにも溢れ、新世代のゲームの一歩目として大変楽しませていただきました。
ただ、Nintendo Switch 2になってからはソフト1本の値段も上昇傾向にあり、そうホイホイと新作を買えないので、他に気になるタイトルもいくつかあるんだけど今年はとりあえずこの2本で打ち止め。しばらくは積んでいるゲームや、いつか遊びたいと思いつつまだ手をつけていない初代Switchのゲームなどを中心に遊んでいこうかな~と思っております。だけど「スーパーマリオ ギャラクシー」の1・2作目をセットにしたリマスタータイトルはあまり遅くらないうちに遊びたいかな~。来年公開予定の新作マリオ映画の舞台の元ネタになっているし、何よりも自分の中で「人生最高レベルのゲーム体験」を味わわせてくれた思い出のタイトルなので。Wiiでリリースされた原作は持っているけど、どうせなら色々と強化/追加されたものを遊びたいし。
▼おわりに
今年もなんとかブログを更新してこれました。毎年言っているような気もするけど、毎年同じように思っているのも事実でして。最近は通常更新と並行して、過去に書いた記事の文章見直しなんかも可能な範囲で行っているわけですが、古いものは18年前とかに書いたものだったりして、そんなにも経ったのかと自分でもギョッとします。だけどそれだけ続けてこれたのも、見て下さる方々のお陰なのは間違いなくて。本当に感謝。ありがとうございます。
世の中はどんどん変わっていくし、大変なことも辛いことも尽きないけど、その都度こうやって好きな音楽に元気を貰ってきたんだなぁ…と思いを馳せたりもするし、そんな自分の「好き」を文章化するという行為は、面倒も多いけどやっぱり楽しいことでもあるな、と改めて実感します。自分は長文を書くときなんかによく「自分語り」という言葉を使うけど、普通の記事も何でもすべて自分語りなんですよね。私はこれがこういう理由で好きです、という。別に貴重な音源や超マイナーなアーティストを掘っているわけでもないし。しかしそんなごく個人的で小さな趣味の世界を綴るくらいが限界だし、そして丁度いいとも言える。来年もまた何ごともなく、同じように同じペースでやっていけたらば、それが一番平和でいいのかもなと。物価高が止まらないご時世なので、積みゲーと積み音源を崩す作業が捗りそうです(涙)。あとはまぁ、来年こそは楽器をもっと触りたいかなと。メインのギターが壊れてから久々に取り出したサブのギターもなんか調子が悪くて変な癖ついちゃいそうでほぼ触らず仕舞い。中古の安物でいいから、ちゃんと鳴らせるギターとベースを探しにいってみようかしら。
そんなこんなで、今年の更新はこれで最後になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。寒さと風邪に負けないようご自愛ください。
よいお年を。







