Velcra / Hadal

Hadal

Hadal

 

 フィンランドのニューメタル/インダストリアルメタルバンドの3rdアルバム。

 

 1作目から2作目でもそれなりの変化をしたバンドだったけど、今作では更に大きく方向性を転換し、どうやらゴシック方面に思い切り特化した印象。ゴリゴリのギターリフやインダストリアルっぽさコミコミで加工されたリズムトラックなんかは健在だけど、音の密度を薄くし、シンセやプログラミングビートに重きを置いて、より暗い世界をふわっと描いています。Jessi Freyのボーカルもシャウトを封印しほぼ100%クリーンボイス。以前までと同じバンドとは思えない変貌っぷりに最初は驚いたもんだけど、これは迷走というよりも本作がそういうコンセプトだったってことなんじゃないかなと。きちんと高い完成度は維持しており、アッパーな曲もあるにはあるけど、1作目の頃の破竹の勢いとは別物なので、あとは聴き手の好みに合うかどうか。まだまだこれからが楽しみなバンドだったけど、2008年に解散してしまったようです。残念。