MECHANICAL FLOWER

機械、金属、肉体、電子、幻想、前衛…そんな音楽が好き。

16volt 『Skin』

Skin

Skin

  • アーティスト:16 Volt
  • Reconstriction
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 アメリカ・オレゴン出身のEric Powellを中心としたインダストリアルロックバンドの2ndアルバム(1994年)。

 

 プロデューサーの交代によるものか、前作のSkinny Puppyの影響下にあるサウンドから幾分脱却し、さらにギターを効かせアレンジの中心に置いたり、ボーカルもNivek Ogreを意識したようなざわざわとした歌い方から、自然体かつ感情的なボーカル(こんな声高かったんだ)になることで、全体的にはアメリカンなオルタナティブロック風味のインダストリアルロックと言える形へ変遷。前作でもNine Inch Nailsっぽさは少しあったけどそれがより強まったり、あるいはその元メンバーによって結成されたFilterにも近しいニュアンスを感じられる方向性でまとまっています。まぁNINのような奥深さやFilterのような楽曲や歌のパワーはさすがに無いけど、楽曲の構造や機械っぽさというかそういう味つけは良くも悪くも分かりやすいのは利点でもあるか。しかし終盤にかけての楽曲は形而上的なダークEBM風の楽曲が並び、この辺りは前作の延長、あるいは未練?とも思ってしまうくらいに流れとしては突然で、出来は決して悪くないものの、どちらかというとちょっと半端な印象を感じてしまいます。迷いが出ているというか。実際、Skinny Puppyに染まった前作、そして商業的なインダストリアルロックへ振り切る次回作に挟まれた本作は、ちょうど過渡期的なところがあり、売りが目立ちにくいというのはあるのかも。