Godflesh / Pure

Pure

Pure

 

 UK出身のインダストリアルメタル/ポストメタルバンドの2ndアルバム。

 

 前作の地を這う重戦車のようなヘヴィネスからはだいぶ印象が変わり、ある種戦慄や恐怖感を覚えることすらあったあの雰囲気の整理がかなり進んでいます。それはJustin K. Broadrickの無骨なボーカル、漂う残響ギター、硬質なリズムマシンというユニットを構成する要素を凝縮して抽出していった末に行き着いた新しい境地を思わせるもので、ここに来て彼らが影響を受けたであろう先人たちとも異なる独自のサウンドを確立した感が。鋼鉄や金属を連想させる無機質な感触が一律のダンサブルなリズムの反復によって血を通わせ、何物も寄せつけずストイックに我が道をただひたすらに突き進む。単調さすらここでは武器になる。これぞ彼らの求道的な姿勢の本領でしょう。「インダストリアルメタル」という単語は、現状では打ち込みを取り入れたヘヴィロックからギターを取り入れたトランスまで様々な音楽を指すようになっているけど、その意味を厳密に立ち返ると、個人的にはGodfleshがその本質に最も近く、特にこのアルバムが最も相応しいとも思っています。Godfleshにおいても最高傑作との呼び声も高い名作。同時にインダストリアル史においても非常に重要な一枚でしょう。

 

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