睡蓮 / THE DAWN

THE DAWN

THE DAWN

 

 元SOFT BALLET藤井麻輝、女性ボーカリスト芍薬の2人組エレクトロニカユニットの4thミニアルバム。

 

 過去3作が三部作扱いだったので、次作は少し間を置くのかなと思いきや、前作から1年を待たずにリリース。アニメタイアップの書き下ろしの新曲「Magnolia」を中心にしつつ、初期から存在した(らしい)未発表曲が脇を固める構成。薄汚れた、どこか歪んだようなエレクトロニカ/ノイズと、そこに入り混じる美しく壮大な弦の存在感と対比が、過去作より押し出されているような印象を受けます。ハネたバンドサウンドの「Magnolia」、オーケストラとピアノの重層ワルツ「白露」、変則トリップホップというかドリルンベースな「それはもはや沈黙として」など、今までありそうでなかったタイプの曲が並んでおり、どれも個性がハッキリしているのに全体がまとまっていて、実質的な新曲は4曲ながら満足度は高い。ラストの「浸透して ver.2.0」は部分的にアレンジが少々変わっています。「夜明け」というタイトルながらも、本作を最後に睡蓮は活動を停止。まだまだ先が楽しみだっただけに残念。