Swans / Cop / Young God・Greed / Holy Money

Cop / Greed / Holy Money

Cop / Greed / Holy Money

 

 US出身の伝説的なエクスペリメンタルロックバンドの編集盤。

 

 彼らの1983~1986年の初期作品4枚を贅沢にもカップリング。Disc 1はとことんまでドゥームに制御された深い闇を思わせるサウンド。出口の見えない真っ暗闇。そんなイメージです。ギターノイズが延々と響く中、ガシャンガシャンと叩かれる金属的リズム、唸るように声を絞り出すMichael Giraのボーカル。聴き易さなんて微塵も存在しない徹底されたジャンク音楽で、精神を蝕むような暴力的ヘヴィネス。Disc 2ではメンバーチェンジ後、マネーコンセプトなるものを打ち立てた後の音源。超重量級の鉄骨インダストリアルへ傾倒しており、Disc 1よりやや聴きやすいながらも、その迫力は80年代とは思えない凄まじさ。そんな中、一部では女性ボーカリストJarboeの歌声が、漆黒の世界にコントラストを与えています。スラッジコアやインダストリアルに多大な影響を与えた先祖的なアルバムとして、その手の音楽が好きな人は是非とも一度はこの150分超の「廃墟の音」を体験しておきたいところ。続けて聴くと、かなりシンドイですけど。