SoulflyのボーカリストMax Cavaleraと、Fudge Tunnelの中心人物Alex Newportによるインダストリアルメタルバンドのアルバム（1994年）。
なにやら酷い有様になっているこのジャケットは、Roadrunner内の「偉大なるジャケットランキング」とかなんとかいうものにランクインしてるそうです。内容の方はいわゆる「Ministryタイプのインダストリアルメタル」の一言だけで説明がつきそうなくらいの、典型的なフォロワータイプ。ガリガリのスラッシュギター/ギターノイズとサンプリングを使用して機械的な感触を醸し出し爆走するそのサウンドは、有りがちではあるけどよく出来ています。強いて言うならスラッジっぽい曲はやはりFudge Tunnelの色を残していてMinistryには無いカッコよさもあるし、Dino Cazaresがゲスト参加しているせいかどこかFear Factoryっぽさもあり。まぁちょっとイージーに良いとこどりした感も見え隠れするけど、Ministryにインスパイアされて取り組んだ一作限りのお祭的なプロジェクトの割にはなかなか聴けると思います。硬派で古臭いインダストリアルメタルが聴きたいなら是非。
