Ministry / The Mind Is A Terrible Thing To Taste

Mind Is a Terrible Thing to Taste

Mind Is a Terrible Thing to Taste

 

 US出身のAl Jourgensenを中心としたインダストリアルバンドの4thアルバム。

 

 革命的だった前作に比べると、メタルギターの比率が上がりながら、畏怖される冷徹で無機質なノイズ/インダストリアル部分も強化し、独自の表現手法をより究めています。スラッシュ色を強めたギターリフ、より硬化されたリズム、機械仕掛けのサンプリングが前面に押し出され、まるで鋭いナイフのような冷たさと切れ味です。 この作品で必ずスポットが当たる曲として「Thieves」と 続く「Burning Inside」がありますが、前者は冷酷無慈悲なMinistryの極地として、後者はスラッシーなギターリフが印象的なキラートラックとして、どちらも実に高い完成度。このジャンルにおいては歴史的な曲と言っても差し支えないでしょう。個人的には、反復されるベースフレーズが「Thieves」に勝るとも劣らない残忍さを醸し出す「Cannibal Song」と、女性コーラスと金属音が融合した美しさと狂気を併せ持つ「Dream Song」が一押し。ヘヴィメタル色全開の次回作への橋渡しに収まらず、「インダストリアルメタル」としての極限へ辿り着いた名作。ジャケットの不気味さが表すように、冷たく、気味が悪く、そして病み付きになります。