US出身のインダストリアルメタルバンドの4thアルバム。
Gary Numanのカバー「Cars」で更に人気を高めたようで、その追い風に乗ってリリースされた模様。タイトルは「Digital」（電脳）と「Mortal」（死の運命）を合わせた造語。お、何やらカッコいいじゃないか。しかし内容はどうかと言うと巷で散々言われてる域を出ないもので、激しさや重さが後退してちょっと能天気っぽさが増したメロディをアピールするフツーのヘヴィロックになっちゃいました。安っぽいタイトルの「Back The Fuck Up」では安っぽいラップを披露するし、何だか彼らも日和っちゃったなぁと寂しいものがあります。しかし慣れてくると、たまに挿入されるマシンガンドラムや安直なデジタル要素がツボにハマって、これはこれでアリかな？と思わなくもない。特に前作に続きボーナストラックが意外とカッコいいんです。モダンヘヴィネスの泡沫と切り捨てるには勿体ないくらいに。彼らの歴史を振り返ると、こういう作品があっても良かったのかもとは思います。
