Your Vision Was Never Mine to Share by Misery Loves Company (2000-07-11) 【並行輸入品】
- アーティスト: Misery Loves Company
- 出版社/メーカー: Earache Records/Emi
- 発売日: 2000/07/11
- メディア: CD
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スウェーデン出身のインダストリアルメタルバンドの3rdアルバム。
メンバーが増え、4人組のバンド体制となってのアルバム(最終作だけど)。1stが「咆哮」だとして、2ndが「泣きの咆哮」だったとすると、今作はそれから「咆哮」が取れて「泣き」だけが残っちゃいましたみたいな感じで、全編に渡って心を打つ切ないメロディが浸透しています。このしっとりとした湿り気のある絶妙なメロディと空気感は、むしろUKロックの領域までいっちゃってたり(?)。楽曲そのものもメロディのカタルシスにスポットを当てるような作り込みがなされており、一部で披露されるシャウトも、主役ではなくむしろ悩ましさややり場のない悲しさを強調するようなニュアンス。泣けます。というかアルバムタイトルからして泣けます。英語よく分かりませんが。インダストリアル色はどこ吹く風だけど、心の琴線に触れまくり。1作目とはとても同じバンドとは思えないけど、ここまで来るともう逆に感心しちゃいます。解散が悔やまれる。