Skinny Puppy / VIVIsect VI

Vivisect Vi

Vivisect Vi

 

 カナダ出身のインダストリアル/EBMユニット4thアルバム(1988年)。

 

 初期の傑作と名高いアルバム。ちなみにタイトルの「VIVIsect」は「生体解剖」という意味で(それと悪魔主義の数字666=VIVIVIをかけている)、その響きやアートワークからも推察できるように、内容も凶暴/知的/ケミカルな空気が蔓延しています。以前と比べると実験に走りすぎることもなく、楽曲の骨格がより屈強なものに。混沌としたハードなノイズを継承しつつ、「Human Disease (S.K.U.M.M.)」に代表されるような「ブッ壊れた」音使いが強烈。かと思ったら「Testure」では澄んだシンセ音がキャッチーなメロディを挿入し繊細な一面を垣間見せたりと、ある意味では両極端な方向からのアプローチ。それも決して難解ではなくむしろ分かりやすい方向にあって、耳馴染みも飛躍的に良くなっていると思います。ラスト4曲はシングルB面曲のボーナストラックで、こちらはやや難易度高くなっていますが、全体的には明らかに一線を超えたような高い完成度を誇ります。数多くのグループに多大な影響を与えたであろうインダストリアル/EBMの名盤!これぞSkinny Puppy