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CELLCODE / Aim

C 邦楽
Aim

Aim

 

 元PIERROT/現Angeloのボーカリスト キリトによるCELLCODE名義での楽曲。

 

 前作「Clue」に続く同じコンセプトの配信曲であり、現在のところ同名義での最終リリース。「Clue」と同じく自身が歌唱/演奏/プログラミング等を手掛けた無機質なサウンド。曲自体は、低空を這うような疾走感から大きな広がりを感じさせるサビへ移行するあたりがまさしくAngeloの「MICRO WAVE SLIDER」を思わせる展開。結局どこまでも"キリト節"から逃れられないメロディの妙に逆にある意味感心させられます。しかし打ち込みのひねりの無さ・簡素さ・未完成っぽさは、打ち込みでしかできない世界観の体現ではなくあくまで代替以上のものに到達しておらず、むしろAngeloのデモ音源と言われても納得してしまいそう。もっと本格的にディープにアルバムでも作り込んでくれれば、ヴィジュアル系インダストリアルに一石を投じる作品になり得たかも知れないなぁ…と惜しい気持ちはあるけど、肝心のAngelo本隊のペースをまったく崩さない上で並行した趣味プロジェクトだったみたいだしそれはそれでまぁいいかなと。またいつかこのCELLCODE名義でも新しい音源がリリースされることをひっそり願っています。

 


CELLCODE - Aim

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CELLCODE / Clue

C 邦楽
Clue

Clue

 

 元PIERROT/現Angeloのボーカリスト キリトによるCELLCODE名義での楽曲。

 

 彼が同時期に発足した総合ソロアートワークプロジェクトのWEB用に作られた楽曲。元々はBGMを想定していた音源を制作する過程で、ちゃんとした楽曲として完成させるよう予定を変更しリリースとなった模様。すべての演奏やプログラミングを自身が担当しているという極めてパーソナルなもので、過去すべてのバンドキャリアにも、かつて行ったソロ活動にもない打ち込みメインのサウンドになっています。彼のボーカルがこういった無機質まる出しのサウンドに乗ることは非常に珍しく(藤井麻輝が手がけたリミックスくらい)どことなくPIERROTの「OVER DOSE」を彷彿とさせる彼らしい世界観が濃く反映されています。良く言えばBLAM HONEYからノイズを除いたようなダークエレクトロ風に聴けなくもないけど、余り予算や時間をかけていないかのような安っぽさがまるでデモ音源の延長のようだし、独特の日本語詞が乗ったボーカルがもろに全面に出ているところなんかも含め、あくまでコアなファンに向けた音源といったところ。配信限定&宣伝なしでひっそりリリースされている点で十分予測の範疇だし、ファン心理だとむしろそれが望むところだったりもするんですが。

 

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ギルガメッシュ / Girugamesh

G 邦楽
Girugamesh

Girugamesh

 

 4人組ロックバンドの2ndアルバム。

 

 プロデュースやコーラスなどに先輩バンドであるムックのメンバーが一部参加。そんな心強いバックアップに加え、1stとの間に意欲作ミニアルバムを挟んだ成果も手伝ってか、大きな成長を感じる一枚。楽曲単位でみても小技の使い方や緩急のつけ方、全体でみても振れ幅の拡大といった部分は明らかに進歩しているし、アグレッシブな楽曲の連打で圧をかける前半、タイプの違うメロディアスなナンバーで魅せる中盤、感情を吐き出しシリアスに散っていく終盤と順序立てた流れも秀逸。荒削りで単調気味だった1stと比較すると格段に聴かせてくれます。Slipknotの影響というより模倣の「stupid」やタイトルまんまダンサブルな「Dance Rock Night」といった変化球を盛り込む余裕も含め、総じてここまでの「黒スーツを纏ったヴィジュアル系ラウド時代」の集大成的内容。セルフタイトルを冠したのもそういった自負の表れではないかと。ヴィジュアル系と言っても自己陶酔的な儚さなどとは無縁の「男魂」が根本にあるし、そのサウンドは海外でも受けたらしく、本作リリース後はヨーロッパツアーに出たり、世界的メタルフェスWacken Open Airへの出演も果たしたりといった展開にも繋がったようです。

 


girugamesh - Vermillion PV

 

Revolting Cocks / Beers, Steers & Queers

R
Beers Steers & Queers

Beers Steers & Queers

 

 MinistryのAl Jourgensenによるサイドプロジェクトの2ndアルバム(1990年)。

 

 ライブアルバム(未聴)を挟んでのリリース。まさに1stで確立した路線をそのまま突き詰めて順当に完成度を高めたという感じで、強靭なダンスビート/ハンマービートの上をタフなベースラインと自由度の高いボーカルと悪ふざけのようなサンプリングが往来する怒涛の変態EBM。1stにあった無機質さや未完成な余白がきっちり埋められ、喧噪と享楽をモットーにしたかのようなファンキーなインダストリアルダンスが圧巻の一言だし、曲によってはMinistryがメタルギターを取り入れ始めた1989年前後の作品がまとうおどろおどろしさやスリリングさも合わせ持っており、その落差もまた格好いい。もしかしたらいい意味で影響を与え合っていたのかも。その辺りのサウンドが好きな人にはジャストだと思うし、個人的にはこの自由かつ粗暴なパワーは初期のFoetusを思い起こさせるものもありました。EBM愛好家にはメタル化以降のMinistryよりも評価を高くする向きもあるというのも納得。彼らが(2006年の復活以前に)残した3作品の中では随一の傑作なのではないでしょうか。

 


Revco - Stainless Steel Providers

 

ギルガメッシュ / Reason of crying

G 邦楽
Reason of crying

Reason of crying

 

  4人組ロックバンドのミニアルバム。

 

 前フルアルバムから約10カ月ぶりとなった、書き下ろしの楽曲5曲(+α)で構成されたミニアルバム。ヘヴィなサウンドを軸に置いたスタイルを踏襲しながら、一部で必要に応じて打ち込み(スクラッチやリズムトラックやピアノ等)をアクセント的に取り入れるなどの変化があり、左迅のボーカルも大きな向上が見られ、時には激しいシャウトからラップまで自在に歌いこなす。こういった表現の拡大がそのままバンドの個性に繋がり、明らかなパワーアップが見て取れます。オープニング「Real my place」の切れ味からしてそれまでと一線を画すフックがあるし(何でこの曲が後のベストアルバムやラストライブに選出されなかったのかが不思議)通常盤のみに収録された限定シングル曲「お前に捧げる醜い声」も、ムックの「茫然自失」の大きな影響を感じるけど、ひたすらに激情を叩きつけるその猛烈なパワーでライブの定番かつバンドを代表するまでなった必聴曲。彼らのその後の躍進に繋がった作品ではないかと思います。

 


Girugamesh - Real My Place

ギルガメッシュ / 13's reborn

G 邦楽
13’s reborn

13’s reborn

 

 4人組ロックバンドの1stアルバム。

 

 2004年から活動を開始し、2016年の解散まで籍を置いた事務所に所属してから初のフルアルバムとなった本作がリリース。タイトルはそれまでに発表した配布/限定を含む13の音源の総決算を意味する…かどうかは定かではないですが、いくつかの収録曲は引き継がれています。2000年台初頭に起こった海外ニューメタルのブームや、それに影響を受けた当時のヴィジュアル系バンドの血筋を受け継いだラウドなへヴィロックで、「男魂」というバンドコンセプトを掲げる通りに、媚びを感じさせない骨太さやシリアスさがあるし、親しみやすい歌と激しいシャウトを行き来する左迅のボーカルも既にバンドの大きな武器になっています。ただ、後に更にミクスチャーやメタルコア方面へ傾倒しより彼ららしいスタイルを確立していくので、そこと比べると打ち込みなどの音がほとんどなく生音メインでゴリゴリ押す本作は、サウンド面で言えば明らかに発展途上。楽曲面では光るものもあるけど、汎ヴィジュアル系臭さが抜けきれてない部分は今から見るとやはり若さを感じさせます。

 

C.G mix / in your life

C 邦楽
in your life

in your life

 

 I'veのクリエイター兼ボーカリストの1stアルバム。

 

 名だたるI'veの作家陣の中で、唯一I've内での歌手活動もしている彼。とはいえ彼が受け持つボーカル曲はかなり少ないし、ガールズコンピ盤には収録されないので(当たり前だけど)普通にI'veを追っているだけでは耳にする機会は非常に少ないです。本作はそんな彼の貴重なボーカル担当曲を収録しつつ、同時にアーティストとしての側面を表現したソロ作品となっています。内容に関しては彼の音楽的バックボーンであろうどこか懐かしい往年のシンセポップ的だったり(というかぶっちゃけ小室哲哉っぽい)健全な鍵盤バンドサウンドの歌モノだったりであまりこれといった尖り方はしてないです。I've参加のずっと前に歌手デビューの経歴がある割にはボーカルもあまり上手ではなく、難易度の高い高音や早口パートでは粗も見られたり。MVが作られた「version up」やI've歌姫のMELLがコーラスで参加した「DETECT」は攻撃的だけど、他の曲は平坦で印象薄。彼が手がけたI've曲は正統派から電波まで素晴らしい曲が多いのに、本作はそういうイメージがサウンドにも曲にも無いので、そういうのを期待する人が手に取る必要はなさそう。

 


C.G mix/version up -Promotion movie-

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