MECHANICAL FLOWER

機械、金属、肉体、電子、幻想、前衛…そんな音楽が好き。

2018年良かったCD

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 今年ももうすぐ終わります。というわけで、2018年新譜のお気に入りをご紹介。 

  

 

Rabbit Junk Will Die: Meditations on Mortality

Rabbit Junk Will Die: Meditations on Mortality

 

  元The Shizitのメンバーを擁するUSのデジタルハードコアバンドの8年振りとなった5th。EDMからインダストリアルメタルまで幅広いジャンルを飲み込み、攻撃力全振りで濁流のような勢いのハードクラッシュサウンドを放出!

Rabbit Junk - Hunting - YouTube

 

 

AMERIKKKANT

AMERIKKKANT

 

 レジェンド・インダストリアルバンドの14th。Ministryとしてのアルバムはもう出さない宣言もあったけど、「詩篇69」を引き継ぐ「詩篇70」とも評された怒涛のインダストリアルメタルで帰還。Fear FactoryのBurton C. Bellが参加した曲も聴き逃せない。

MINISTRY - Twilight Zone (OFFICIAL MUSIC VIDEO) - YouTube

 

 

No.0 (通常盤)

No.0 (通常盤)

 

 重鎮ロックバンドの21st。随分長いこと(20数年)彼らを聴き続けていますが、ここに来て最新作がこんなに格好良いものかと、こんなにドキドキさせられるものかと驚かされました。なんて幸せなこと。インダストリアル的に見ても頭一つ抜けた一作。

BUCK-TICK/「Moon さよならを教えて」ミュージックビデオ ショートバージョン - YouTube

 

 

 Front Line AssemblyやDelerium等で活躍するRhys Fulberの1st。意外にも自身のソロ名義では(多分)初となるアルバムで、その中身はこれまた意外な本格インダストリアルテクノ。混沌としたミニマルエレクトロ/ノイズを統括する強烈なビートは癖になりました。

Rhys Fulber - Cognitivia [SGLP04] - YouTube

 

  

BAD WITCH

BAD WITCH

 

 我らがトレント・レズナーさん(達)の9thアルバム。EP3部作の最終作でもあり、全6曲だけどフルアルバムでもある本作。ライブの勢いや過去にない手法を持ち込んだその内容は、ポップでもありパンキッシュでもあり、ノイジーアヴァンギャルドでもあり。30分とは思えない濃密さにヘビロテが進みました。

Nine Inch Nails - God Break Down The Door - YouTube

 

 

tears cyclone -廻-
 

 I've出身シンガーソングライターの7th。原点"廻"帰を謳い、7年振りにI'veの高瀬一矢と全面タッグを組んだアルバム。互いのリスペクトを注ぎ、時には火花を散らし、ここにきて最高傑作レベルの作品を生み出すとは。嬉しい誤算。神曲回転木馬爆誕!I'veやKOTOKOを離れて久しい人にもお勧め。

【KOTOKO】「廻 -Ro-tation」 MV short ver. - YouTube

 

 

No One Will Ever.. -Digi-

No One Will Ever.. -Digi-

 

 UKのインダストリアルロックバンドの16年ぶりの2nd。16年ぶり!?1stが結構好きだったので復活が嬉しかった。90sポストインダストリアルっぽさは変わらないけど、バンドとして凄く太くなったというか。素直に良いし、今聴くと新しく響く部分も。

SULPHER - Take A Long Hard Look (Official Video) - YouTube

 

 

Twin

Twin

 

 Assemblage 23のTom ShearとMari Kattmanによるエレクトロニカユニットの1st。凄くフラットに聴ける完成度の高さが魅力で、その上で確実に表出しているA23っぽさだとかほんのり軽くニューウェイブっぽさも入ってるのが個人的にとてもツボでした。

Helix - Bird Of Prey (Preview) - YouTube

  

 

SHADOW MOVEMENT

SHADOW MOVEMENT

 

 USのエレクトロニックロックプロジェクトの(多分)6th。本作よりKlayton (Celldweller)の傘下であるFiXT Musicに移籍。大人の余裕(?)を感じるスマートなサウンドが、FiXTの文化と混ざり合うことでよりスタイリッシュに。イケメンサウンド(意味不明)。

 

 

A\void [Explicit]

A\void [Explicit]

 

 USのシンセロックバンドの3rd。せっかく良いバンドを見つけたと思ったのに音沙汰がなくなって残念だったけど、14年ぶりに復活!しっかりとアップデートされた豪快さと繊細さを併せ持つラウド/シンセの重厚さは、期待を遥かに超えるもの。つくづく無名なのが不思議だなと。

No Ctrl - YouTube

 

 

 以上、いつもながらの順不同の9選+1番好きな1枚の10枚でした。このブログは現在13年目になりますが、管理人の好みは特に昔から大きく変わっていないので、NIN、PIG、Ministryとかのベーシックな大御所がいつまでも大好きでして、今年はその辺りが充実していて満足度が高かった。現役でいてくれてありがたいです。それと、今年は限界を超えていたスマホを7万年振りに替えたので、ちょっとした隙間で音楽を聴くのにとても重宝しました。ただし配信動画などを観る機会も増えてしまったんですが(おい)。

  

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 とはいえ、やっぱり今年はlynch.を特に聴いた1年だったなぁ…としみじみ。↑これは管理人のライブラリの過去365日間の再生数なんですが、突出にもほどがある。自分でもちょっと引く。この世で一番好きなバンドだし、新アルバムが出たってのももちろんですが、そのライブにも行けたことが大きかった。一生レベルで忘れられない思い出を作れた年でもありました。

 

 以下、音楽に関係ない話↓ 

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL - Switch

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL - Switch

 

 昨年はNintendo Switchの発売年だったこともあり、年間を通して発売されたキラーソフト群を細かく追いかけていたので、今年は(お金も尽きたし)新発売のものは控えめにし、所持しているソフトを遊び込むことに集中。そんな中で気になった新作RPG「オクトパストラベラー」は、HD-2Dという懐かしさと新しさを同時に表現した独特のグラフィックや、シンプルながらも奥の深い戦闘システムが秀逸で、とりわけ心に残った一作でした。そして、今現在は世間でも話題沸騰中の「スマブラSP」をプレイ中。管理人は決して上手ではないですが、下手なりに気楽に楽しんでおります。

 

 

 上の方で当ブログは現在13年目と書きましたが、移転前に2年以上更新が止まっていた時期があったので、再開して2年以上経った今、ちゃんとした10周年を迎えられたのかな?という気持ちがあります。

 キリの良い数字だし、2桁に乗ったというのもあるけど、かつて存在したCDレビューサイト「ジャイアニズム宣言(仮)」(管理人:TCRさん)が10周年くらいで閉鎖された記憶があるので、そこに並ぶというのは1つの目標でもありました。「FAITH STREET」(管理人:LEMONさん)や「coldburn」(管理人:Asakoさん)などにも影響を受けているけど、やはり自分の原点はジャイ宣さんなので。ただ、内容の充実や面白さに関しては全く及んでおらず、その偉大さを改めて感じる日々でもあります。

 

 今年の更新は以上となります。ご覧いただきありがとうございました。

 よいお年を。