MECHANICAL FLOWER

機械、金属、肉体、電子、幻想、前衛…そんな音楽が好き。

Sybreed 『Slave Design』

Slave Design

Slave Design

  • アーティスト:Sybreed
  • Reality Ent.
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 スイス出身のメロディックデスメタル/インダストリアルメタルバンドの1stアルバム(2004年)。

 

 「Synthetic(合成)」と「Breed(繁殖)」を組み合わせたバンド名がまず格好いいし、音の方もしっかりと格好いい。マシンガンのように連発されるドラムと、そこにユニゾンしていくギターリフの融合によってヘヴィな音を几帳面に敷き詰めるように展開。ストップ&ゴーを繰り返しながらのブレイクダウン?ジェント?的なフレーズの多用というか、アタック感を強調して毎秒のように叩きつけるかのごとくガンガン攻めてくるのが気持ちいいし、激しいシャウトから耽美なメロディラインのクリーンボーカルへのスイッチだったり、ひんやりとしたシンセ/エレクトロニクスの補助による叙情的な演出にも地味に力が入っていて、激しさとスマートさを併せ持ったような楽曲の組み立て方が高い実力を思わせます。メロディックデスメタルというジャンルはきちんと通っていないので想像で物を言うことになるけど、そういうメロデスとしての確かな下地をベースに、機械のような正確無比なヘヴィサウンドや、近未来/SF的な質感によってインダストリアルメタル色でコーティングしたような感じ。強引に例えるならFear Factory + Mnemic、あるいはMeshuggah + Static-Xとでも言えるような…どうだろう?彼らの知名度的にはそれらの著名バンドには若干及ばないくらいなんだろうけど、かなり惹かれるものがありました。インダストリアルメタルが好きならば試す価値は大アリではないかなと。