MECHANICAL FLOWER

機械、金属、肉体、電子、幻想、前衛…そんな音楽が好き。

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 UK出身のインダストリアルロックバンドの4thアルバム。

 

 このアルバムより、それまでのEarache Recordsから籍を移しメジャーデビューとなったとのこと。それだけに過去のアングラ・マニアックなサウンドは完璧なまでに消失し、賑やかで軽快なデジタルロックに転身。ドラムンベースに特化したハイスパートなリズムトラックにサンプリング山盛りのサイバー風味に武装されたサウンドが乗り、ギターもガリッガリに存在感をアピール。中でもJ. S. Claydenのボーカルが急激に飄々とした歌声にチェンジしたのは大きく、もう完全に別バンドのような変貌を遂げています。イメージとしてはTHE MAD CAPSULE MARKETSのサウンドをバックにhideが歌ってる感じ。一応代表作とされるだけあって完成度はカッチリしてるけど、変に凝ったスローな曲が勢いを削いでる印象は否めず。スピーディな曲で颯爽とまとめたらもっと好みだったかも。個人的には彼らに関しては初期派だけど、それでも本作はインダストリアルロックの定番の一つとして数えられてもいい良作ではあると思います。上で挙げたような日本のバンドが好きな人へのインダストリアルロックの入門用としても適していそう。