Epochate / Chronicles Of A Dying Era

Chronicles of a Dying Era

Chronicles of a Dying Era

 

 Dope Stars Inc.のボーカリスト・Victor Loveと、同じイタリア出身のダークエレクトロユニット・Spinefleshなどで活躍するNoras Blakeがタッグを組んだインダストリアルメタルプロジェクトの1stアルバム。

 

 重厚で壮大なオーケストラをバックに従え、時に転調するかのような展開も含む、ネオクラシカル/プログレッシブを通過したようなダークでスケール感のあるサウンド。そこに硬質なインダストリアルビートや、間を絶妙に埋めるエレクトロニックやメタルギターが導入されるという形。音だけでもとにかく派手で、かつ整然としたバランスでインパクト大なのに、そこにVictor Loveのボーカルと彼の得意技でもあるネタのようなクサメロが加わり、大仰なバックのサウンドと一歩も退かず融合して完全にそのドラマチックさを昇華しています。これはいい発明。オーケストラを従えたインダストリアルメタルのバンドやアルバムは決して珍しくはないけど、そのどれとも異なり全ての要素が過剰なまでに押し出され、なのに判りやすく、かつハイレベルに一体化しているのが凄い。濃厚だけどその分ボリュームも適切で聴きやすい。素晴らしいの一言。現在のところぶっちぎりで今年のベスト盤候補です。こういうの待ってました!当ブログ推薦盤。インダストリアルメタルの新たな可能性を切り拓け!