Static-X / Start A War

Start a War

Start a War

 

 US出身のWayne Staticを中心とするインダストリアルメタルバンドの4thアルバム。

 

 制作中にギタリスト・Tripp Eisenの逮捕による電撃脱退があり、その穴を埋めるように日本人の初期メンバー・Koichi Fukudaが4年ぶりに復帰して完成にこぎ着けたアルバム。さて、前作のメロディ路線は結局半ばやらされていたというか、バンドの本意ではなかったようで、今回はプロデューサーも初期の人に戻している通り原点回帰というテーマがあるようです。すなわち、彼らの人気を確立したインダストリアル要素を持つダンサブルなニューメタル。Wayne Staticのボーカルも早口や声色の使い分けを駆使し、流麗な歌メロも排除し、演奏もよりリズムのメリハリを重視したような趣。確かにこれだと前作はまるで無かったかのような仕切り直しに等しいけど、じゃあ初期作ほどの勢いがあるかというと、うーん?なんだか全体的にゆったりもっさりしてて、あの体を任せたくなる爽快感はないし、とってつけたようなサンプリングもチグハグに感じる。制作にあたり色々大変だっただろう件については察するけども、「初期の再現」にも「新しい魅力」にも繋げられていないこの明らかな中途半端感はちょっと厳しい。「立ち止まった作品」という印象。これなら1stを聴くかなと。次回作でカマしてほしいですね。