Slick Idiot / Dicknity

Dicknity

Dicknity

 

 KMFDMが1999年に(一時的に)解散した後、その主要メンバーだったEn EschとGünter Schulzを中心に結成されたインダストリアルロックバンドの1stアルバム。

 

 テクノビートに絡むエレクトロニックや疾走感を演出するメタルギター、ソウルフルな女性コーラス、これはまさにKMFDM「Symbols」辺りの音。特に鋭角に切れ込んでくるギターリフの懐かしさと格好良さには目を見張るものがあります。さすが名ギタリスト、いい仕事するなぁ。全体的な完成度はさすがにキャリアのある人たちなので折り紙つきなんですが、ぶっちゃけMDFMKや再結成したKMFDMと比べてもしまうし、こっちはなんか決め手というか突出したものを感じない分、やっぱり多少聴き劣るかなと。特別印象に残った曲もリード曲「It Won't Do」くらい。うまく言えないんだけど、華とか逆に泥臭さとかそういうフックがなく、「KMFDMを再現してみたよ。Sacha Konietzkoがいなくてもこれくらいはできるんだよ」みたいな主張を感じるのが、どうにもハマりきれない原因かも(考えすぎ?)。ラストの曲はRammsteinのメンバーがリミックスした曲だけど、ほとんど変わらない(笑)。リズムとギターがズンズン言う感じはそれっぽいかも。