US出身のインダストリアルロックバンドのリミックスアルバム。
1stアルバムのリミックスで、参加した面子はプロデューサーのMartin Atkinsを始めAl Jourgensen、Lords Of Acid、Juno Reactor、Roli Mosimannなど豪華な面々がズラリ。でも多くは当たり障りのないリミックスだったり、ちょっと歪んだダンス系だったりで、ほとんどが単調だし何より同じ曲が多すぎる。「Enough」は確かにダントツでいい曲だったけど、何も全13曲中5曲に渡ってリミックスしなくても。重複した曲が続いて配置してあるのもマイナス。というわけでスローな曲を中心にダレまくってしまうわけですが、終盤の「Guilty (Juno Reactor Mix)」が格別の仕上がり。もうイントロ1~2秒くらいでゾクっと来て、20秒くらい聴いて「おおおお!さすが!」と感動してしまいました。硬くてトランシーで、的確に主役を入れ替わるメタルギターも最高。これ1曲だけでも手を出した価値がありました。