MECHANICAL FLOWER

機械、金属、肉体、電子、幻想、前衛…そんな音楽が好き。

Gravity Kills 『Manipulated』

Manipulated

Manipulated

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 US/ミズーリ出身のインダストリアルロックバンドのリミックスアルバム(1997年)。

 

 1stアルバムの中でも、シングル化や映画/ゲームなどに提供するなど特に人気の高かった楽曲5曲をリミックスした楽曲を集めたアルバム。1stアルバムのプロデューサーでもあったJohn Fryerを始め、Roli MosimannやMartin Atikins、またAl Jourgensen (Ministry)やPraga Khan (Lords Of Acid)、Van Christie (Die Warzau)にJuno Reactorなど著名なプロデューサー/ミュージシャンがズラリ。当時の彼らへの期待が成せる業?いくら人気曲とはいえ同じ楽曲が複数回リミックスされ並んでいるし、ちょっと期待外れというか軽く歪ませてダンス寄りにした程度の当たり障りのないリミックスも散見される分やっぱり単調気味にはなるけど、あえて生バンド&シューゲイザー色を足したもの、原曲の持つポップさをジャンクサウンドで破壊したもの、ジャングルビートやヒップホップなどリズム面でチャレンジングなアプローチを施したものなど、思い切った改変を感じられるリミックスは新鮮に聴こえるし出来そのものも良いです。中でも「Guilty (Juno Reactor Mix)」は、原曲の4つ打ちのノリと特徴的なギターリフという武器を活かしながらトランスというJuno Reactor自らの領域に引きずり込み、インダストリアルロック×トランスの極上の融合を果たしています。これ1曲だけでも本作を手に取った価値があったなと思えるほどに格好いい!全体的には、さらっと流し聴きするとかクラブのような場所でBGM的にかかるとか、そんなシチュエーションで効力のありそうな内容かなと。