Stabbing Westward / Darkest Days

Darkest Days

Darkest Days

 

 US出身のオルタナティブメタル/インダストリアルロックバンドの3rdアルバム。

 

 彼らの最高傑作との呼び声も高い本作は、全16曲を1~4曲目、5~9曲目、10~12曲目、13~16曲目の4幕仕立てで構成されたコンセプトアルバムとなっています。内容の詳細までは詳しく追えていないのですが、彼らの元来の魅力でもあるダークに貫かれたサウンドは凄みを増し、エレクトロニックな要素もより音色豊かになり楽曲に様々な表情を与えながら溶け込み、単純に1曲単位でのレベルアップが著しい。同時に、アルバムのコンセプトやストーリーを明快に演出するような持ち味も強化され、幕や楽曲ごとの線引きや主張が鮮烈なものになり、それを組曲的に運ぶ手腕・展開美も極まっています。もともとキャッチーかつ大仰な歌メロやハイトーンシャウトだったり、暗くアンニュイな雰囲気を醸し出すサウンドだったり、静と動を使い分ける曲展開などが特徴かつ魅力的なバンドだったけど、得意とするそれらの武器や狙いをより研ぎ澄ませ、それを完全に発揮できる舞台も自ら用意し、それを計算通り完璧にやり切った、そんなアルバム。例えるなら、初期のNine Inch Nailsがちょっと違う方向性の進化をし、全盛期のMarilyn Mansonのような大作志向を十全な形で実現させた…そんな感じ。褒めすぎかな?(笑)。でもそういった先人/名作の影響下にある、当時ひしめいたオルタナティブロック(メタル)/インダストリアルロックの作品群の中でも最高峰の作品でしょう。基本的に長いアルバムが苦手な管理人も、この全16曲70分の大作には何の文句もなく惹き込まれちゃいました(元々彼らと相性が良いのもあるけど)。この手のジャンルが好きであれば聴いて損はないはず。