アメリカ・カリフォルニア出身のニューメタル/オルタナティブロックバンドの1stアルバム(2000年)。
デビュー作にして、現在までに総売上3,000万枚以上を叩き出しているというモンスターアルバム。ちなみにアルバム名はかつて名乗っていたバンド名なのだそうな。やはり何と言ってもChester Benningtonの硬軟使い分けるエモーショナルなボーカルと、そこに絶妙に切り込んでくるMike Shinodaのラップの掛け合いの妙に尽きますね。特に哀愁を帯びたメロディはそれだけ取り出してピアノ一本、アコースティック、オーケストラ…そういった形で表現しても間違いなく絵になるだろうし、サウンドも歌を活かすように静謐な空間を緻密に描いたりシンプルなバッキングに徹したりと楽曲を柔軟に演出。ヘヴィなリフを炸裂させるニューメタル然とした場面ももちろん多いんだけど、(自分の中の)それまでに抱いていたニューメタルのイメージ…ワルっぽいとか、ドロドロとしたトラウマとか、チャラいとかそういうのでは一切なく、何と言うか正面からシンプルに楽曲の良さでガツンと攻めてきて、それが洋楽初心者だろうとラップが苦手な人だろうと(まぁどっちもリアルタイム時の自分なんだが)関係なくズバッと心に刺さっていく。その完成度や訴求力はもはや一流のポップスにも引けを取らないレベルにまで達していると思うし、だからこその桁違いの成功を収めたのかなと。聴き慣れてくると意外と単調なところもあるかな~とか冷静に見れるけど、やっぱり最初に聴いたときの衝撃の記憶がついつい体を呼び覚ましちゃいます。今でも大好きだ。それと具体的にここがどうとかそういうのではないけど、全体のサウンドの処理やデザインにエレクトロニック音楽やインダストリアルロックの影響やテイストを感じさせるところも、後々思えば惹かれたポイントかも。
