Static-X / Machine

Machine

Machine

 

 US出身のWayne Staticを中心としたインダストリアルメタルバンドの2ndアルバム。

 

 プログラミング/キーボードを兼任した日本人メンバー・Koichi Fukudaの脱退後にリリース(制作には参加)。後任は、後にMurderdollsでも活躍する元DopeのTripp Eisen。作品の内容は前作の延長上と言っていいのか、イケイケの勢い重視と反復の美学はやや薄まり、その分起伏と緩急を使い分けた攻撃的メタルサウンドへ。歌に関しても高速ボーカルからデスボイス/シャウトをより多用するスタイルに。硬質なビートをガツンガツンと叩きつける、あのいかにもインダストリアルロック的な響きが後退したのは個人的な好みとして残念ではあるけど、工業的な匂いのサンプリングや浮遊感を誘うデジタルの音色といった彼ららしいパーツが、より一層分厚くなった重低音に上手い具合にこだまして、これはこれでインダストリアルメタル/ヘヴィロックとしてよくまとまっているように思います。中でもシングル曲「Cold」は大のお気に入り。しかしその分、自らを「悪のディスコ」と称するダンサブルな躍動感は若干薄れ気味で、1作目とどちらが良いかは悩みどころ。あっちを立てればこっちが立たず?それと後半にかけてややダレていく感じや、不穏なインストからラストへ繋ぐ展開も前作同様で既視感も。あと一つ決め手が欲しかった。