ギルガメッシュ / period

period

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 4人組ロックバンドのシングル。

 

 2016年7月10日のラストライブ会場にて限定販売され、その翌日に配信された彼らのラストシングル。バンドの解散発表ののちに制作された、ラストライブと同名のタイトル曲1曲入り。その言葉通り彼らの活動に終止符を打つ意味を持つせいか、当然のように重い。霧の中を虚ろに彷徨うようなおぼろげな歌い出しを経て、堰を切ったように一気に轟音で溢れていく導入部からして圧倒的な切迫感。悲壮的な音色のシンセと怒りや絶望が込められたようなドス黒いヘヴィネス、そして希望の無さを強調する歌詞の合わせ技は、後ろ向きなエネルギーに満ちていた彼らの最終作「鵺 -chimera-」の延長──と言うよりも終着。ピアノの独奏から再び激情のレッドゾーンへ突入していく中間部といい、「またどこかで会えるといいな/ありがとう」の最後の絞り出すような歌い終わりを引き金に、バンドが引き裂かれ崩壊していく様を表現したかのように、ひたすら音塊が狂ったように叩きつけられる圧巻と混沌のラストへ繋がる展開といい、歌詞だけでなく、5分50秒の中で目まぐるしく移り変わる曲展開まで含めすべてにメッセージが込められているかのよう。サビの歌だけならドラマチックな直球バラードにも取れるところなんかは彼ららしくもあるけど、嘘でもハッピーな曲で終わるということはせず、とことんまでリアルを曝け出し形にしてしまうバカ正直さもやっぱり彼ららしい。"渾身"というよりは"執念"の一曲、という感じ。余談だけど、歌詞の中に「終わりと未来」(彼らの初期の代表曲のタイトル)という単語を忍ばせているのがファンには泣ける。今までありがとうギルガメッシュ。