MAKO / snow flake

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 I've専属ボーカリストのミニアルバム(2012年)。

 

 コミックマーケット83限定販売。彼女は初期I'veの2001年前後にゲストボーカルとして参加していた人物で、2011年のシャッフルカバーアルバム「TRIBAL LINK」にて約10年振りの電撃的な復帰を果たしファンを驚かせました。そしてそれを皮切りに音楽活動を再開し、8thコンピ盤への参加に続き、本作でソロデビュー。5曲入りとはいえ単独作品、しかも高瀬一矢直々にプロデュースということで、なかなかの力の入れよう。初期はほんの数曲しか担当しなかったにも関わらず、そのソウルフルな歌声で非常に存在感を放っていた彼女(しかも当時は10代というから驚き)特有の魅力は健在で、むしろ歳を重ねたことでふくよかさと安定感が備わった印象。「TRIBAL LINK」では川田まみとデュエットで対等に渡り合ったのも記憶に新しい。楽曲の方は中盤まで中音~低音域を重視した近年の高瀬一矢っぽいハウス/トランス系ダンスで手堅くまとめられており、これはこれで期待通りだけど、自身が作曲した生バンド風の「虹」や、アコギとパーカッションで力強く再構成した文字通りの「LEVEL OCTAVE -Unplugged Mix-」といった非デジタルなサウンドを背負う終盤の流れも新鮮で捨てがたい。彼女の歌声もより浮き立って聴こえて良い感じです。ともあれ、彼女のポテンシャルを刻んだ、名刺代わりとしても十分すぎる作品。