Turmion Kätilöt / Pirun Nyrkki

Pirun Nyrkki

Pirun Nyrkki

 

 フィンランド出身のインダストリアルメタルバンドの2ndアルバム。

 

 国内盤は出ていないけど、この手の音楽が好きな層にはそこそこ知名度が(多分)あるバンド。インダストリアル・デス(メタル)などと形容されることもあるようで、見た目も白塗りにサタニックメイクと強烈な出で立ちではあるし、歌詞も(というかバンド名="破滅の助産師"も)恐らく過激だと思われるんですが(未確認)、音楽的にはそこまでエクストリームを追求しているわけではなく、ノリ重視で比較的取っつき易いもの。4つ打ちのダンサブルなビートとザクザクのギターリフで前のめりに突き進み、その上からシンセのフレーズが乗っかり彩りを添えるなど、攻撃性とクラブ受けも良さそうなキャッチーさを備えています。母国語のシャウトボーカルで押し通すスタイルやシンセがフィーチャーされた下世話な重低音はどこかRammsteinっぽくもあり、その辺の音楽が好きな人には相性が良さそう。というか90年代インダストリアルメタル好きにグッとくるものがあると思うんですよね。そこかしこに先人のエッセンスを感じます。時折ゴスっぽくなったり中近東ぽいフレーズが飛び出したりもするけど、基本的にはゴリ押しなので単調気味。だけど将来性も感じられる一作。ちなみに「Irstauden Ilosanoma」には同郷のインダストリアルメタルバンド・Velcraの女性ボーカリスト・Jessi Freyが参加しており、男性顔負けの強烈シャウト/コーラスとの合せ技が楽しめます。姐御!