BAAL / RELIGION 616

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 2人組(当時)インダストリアル/エレクトロニックバンドのミニアルバム(2008年)。

 

 彼らについてあまり詳しくはないんですが、AUTO-MODが主宰するイベント・TOKYO DARK CASTLE等のゴス界隈で活躍しているグループのようです。やはりと言うかなかなか厳つい出で立ちで、サウンドの方もそんな風貌を裏切らないというか、かなりハードかつダーク。ゴリゴリのヘヴィギターやノイジーな打ち込み/ギミックをふんだんに使用した重低音は濁流のようだし、そこに被さる警報音のような恐怖感にまみれたシンセ/エレクトロニックの旋律やユニゾンインパクト抜群。まるでインダストリアルメタルやテラーEBMを融合させ、フィルターを介さず放出しているかのよう。短いフレーズのループ、激しく吠えるボーカル(実は女性)と高速でアグレッシブに駆け抜けていく様は爽快。ワンパターン気味ではあるけど、5曲17分前後でサクッと終わるし、スタイルのブレの無さの表れでもあるのでそう気にならない。ゴス色が濃いグループは個人的にはあまり好きではないのだけど、この作品には惹き込まれるものがありました(普通には売られていないようだけど)。この後、彼らはSkinny PuppyのcEvin Keyに見い出され、Skinny Puppyの米ツアーの前座を務めたり、USのインダストリアル系レーベル・Metropolis Recordsとも契約をするなど活動の場を広げるので、その確かな地力を刻んだ一枚といったところ。