ROSEN KREUZ / THE CRACK EDGE MONSTERS' MOVIE SIMULATION RAPE OF FRENCH CULT

 後にDEF.MASTERで活躍するベーシストYU-MIが、DEF.MASTER以前に在籍していたゴシック/インダストリアルバンドの2ndアルバム。

 

 まずアルバム名の長さに面食らいますね。サブタイトルではなくまとめて正式タイトルのはず。そして曲名も同様に長く、1曲目が「LOUD SONIC CHAIN SAW YOUR MACHINE, EXTACY」。意味がよく分からないけど、その響きだけで何だか最高じゃないですか?そして名は体を表すとでも言うべきか、高速で繰り出されるスラッシュギター&デジタルシンセが融合したリフ、チェーンソーやらドリルのような機械音のサンプリングが渾然一体となって襲ってくるという、まるでMinistryの同時代の代表曲「Thieves」や「Burning Inside」を彷彿とさせる迫力と禍々しさ。エレクトロニックを中心に置いた曲、逆にジャパメタな曲もあるけど、特にハイスピードな曲の破壊力やサウンドの有りようは、彼らが強い影響を受けたであろうMinistryがスラッシュメタルを取り入れて行った変遷が重なるし、彼らの出自でもあるゴシック/ポジティブパンクの空気感も相まって、とても強い衝撃を生んでいます。当時としてもかなりぶっ飛んだ音だったと思うけど(ライブではもっと激しかったいう逸話も)今の時代に改めて聴いても打ちのめされるものがあります。日本のインダストリアル(ロック)の数少ない、そして間違いなくマストな一枚。