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Revolting Cocks / Beers, Steers & Queers

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Beers Steers & Queers

Beers Steers & Queers

 

 MinistryのAl Jourgensenによるサイドプロジェクトの2ndアルバム(1990年)。

 

 ライブアルバム(未聴)を挟んでのリリース。まさに1stで確立した路線をそのまま突き詰めて順当に完成度を高めたという感じで、強靭なダンスビート/ハンマービートの上をタフなベースラインと自由度の高いボーカルと悪ふざけのようなサンプリングが往来する怒涛の変態EBM。1stにあった無機質さや未完成な余白がきっちり埋められ、喧噪と享楽をモットーにしたかのようなファンキーなインダストリアルダンスが圧巻の一言だし、曲によってはMinistryがメタルギターを取り入れ始めた1989年前後の作品がまとうおどろおどろしさやスリリングさも合わせ持っており、その落差もまた格好いい。もしかしたらいい意味で影響を与え合っていたのかも。その辺りのサウンドが好きな人にはジャストだと思うし、個人的にはこの自由かつ粗暴なパワーは初期のFoetusを思い起こさせるものもありました。EBM愛好家にはメタル化以降のMinistryよりも評価を高くする向きもあるというのも納得。彼らが(2006年の復活以前に)残した3作品の中では随一の傑作なのではないでしょうか。

 


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