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Deeper Into The Heart Of Dysfunction

Deeper Into The Heart Of Dysfunction

 

 ドイツ出身のインダストリアルバンドDie Kruppsの中心人物Jürgen Englerが、1997年のバンドの一時的な解散の後に結成したグループの2ndアルバム(2002年)。

 

インダストリアル/ニューウェイブのサウンドを下地にメタル度を高めていった後期Die Kruppsの流れを裏切った1stアルバムは、色んな要素がごった煮で何が出てくるかわからないところが面白く聴けました。そういう意味では、この2ndアルバムはメタルギターをはっきりと全面に出して往年のインダストリアルロックに回帰しているように見受けられ、逆に方向性を定めてきたと言えるかも。ただ新しい何かを提示するまでには至らず、かと言って後半の良曲ラッシュの部分以外の楽曲はどうにもパワー不足。結果として既視感が大きく新鮮味に欠け、全18曲というボリュームも長く感じるだけで、全体としては物足りない印象が勝ってしまう。もちろん並のインダストリアルロックバンドは寄せつけないくらいの完成度はあると思うんだけど、彼らのキャリアや別名バンドとしてリスタートした経緯を思えば、もうちょっと驚きを提供してほしかったなと。本家Die Kruppsの活動再開にともない本ユニットは休止したようなので、今後はそちらで暴れてもらえたら。