KMFDM / Hau Ruck

Hau Ruck

Hau Ruck

 

 ドイツ出身のインダストリアルバンドの13thアルバム。

 

 2002年に(3年ぶりのだけど)再結成して以降、盟友ゲストのTim SköldやRaymond Wattsらを迎えた体制でリリースを重ね、バンドの存在を誇示。そして再結成後から数えて3作目となる本作では、一転してゲスト参加無しでの制作。しかし全くパワーダウンしていません。その攻撃性だけでオールオーケーだった前作「WWIII」のアグレッシブさを引き継ぎつつ、エレクトロ要素を強力にアピール。シンセベースをブリブリ鳴らしハイスピードで駆け抜けていく気持ちいいサウンドに、中核メンバーのみで制作したことが功を奏したのかのような(ちょっとだけ)古き良きKMFDMを思わせるベタな味つけやアレンジの妙が合わさり、その魅力が研ぎ澄まされ、新たなステージに立った感すら漂います。特にタイトル曲「Hau Ruck」の質実剛健・唯我独尊っぷりたるや。カッコ良すぎ。1999年の解散劇を経て(ただ単にEn Eschとの決別が目的だった?)すぐさま復活し、トータルでこれだけ長く活動しつつも、ここに来て最高傑作を更新せんとばかりの活動意欲を感じさせることが嬉しい、シーンを引っ張り続ける重鎮に相応しい傑作。

 


KMFDM "Hau Ruck" LIVE @ Bus Palladium (Paris) 19 juin 2010 [HD]

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