DIE IN CRIES / NOTHINGNESS TO REVOLUTION

NOTHINGNESS TO REVOLUTION

NOTHINGNESS TO REVOLUTION

 

 元D'ERLANGERのKYOを中心としたロックバンドの1stアルバム。

 

 バンドの1作目に数えられているけど、実際は6曲入りのインディーズ作品で、KYOが一人でプロジェクトを立ち上げた直後にリリースされているために、実質的にはソロ作品。制作には後にバンドに加入する面々も関わっているらしいですが。内容は、静寂の中に環境音やちょっとした打ち込み/サンプリングが聴こえてくる程度の長尺のノイズ/アンビエント曲がメイン。正直この辺りは聴いていても何も感じることはないのだけど、一部に構成的な曲が収録されており、それがインダストリアル然としていてなかなかカッコいい。「NOISY CLOUD」はコンピュータSEとエレクトロニックを合成したようなディープなEBM、「SHADE OF RHYTHM」は金属質なドラムとギターが絡むインダストリアルロック、「NERVOUS (EXTENDED MIX)」は性急なミニマルビートを軸にしたサイバー&ハードなデジタルインダストリアル。この3曲はかなりツボをついてます。本作品と同時期に同名の映像作品もリリースされており、どうやらアンビエント部分は恐らくそれありきなので(未視聴)一枚のアルバムとしてはかなりマニアック。しかし、日本のインダストリアル(ロック)の系譜の中においては、80年代のインディーズシーンと90年代のヴィジュアル系シーンを繋ぐ一枚として興味深いものがあるのではないかと。