Typical Ingeniousness?suggest?
- アーティスト: BLAM HONEY
- 出版社/メーカー: 日本クラウン
- 発売日: 1999/08/25
- メディア: CD
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インダストリアル・ジェンダーユニットを自称するヴィジュアル系インダストリアルユニットの2作目。
全9曲だけど、メインの楽曲と小品のインスト曲とが交互に収録されているので、実質的には4曲入りとも言えます。ミニアルバム扱いでいいのかな?それぞれの楽曲は順当にフィジカルが強化され、コンピュータノイズやプログラミングビート、パイプオルガン、オペラコーラス、シンセベースなど異なった武器を手に取って、それぞれのアプローチからユニットの攻撃性や魅力を存分に提示。根幹となる音楽性はそのままに、次の一手を模索した過程で産み落とされた楽曲集といった趣です。ギターの存在感が減った分(そういえばクレジットに藤田高志の名前がないようだけど、今作は不参加?)ノイズを使い分けて完成度を高めているし、Tatsuyaのボーカルも前作のように歌をあまり前に出してないので、全体のバランスは向上して聴こえます。でも、前作の癖の強さに惹かれた向きには少し物足りないかも。それとバックが凝っているのは分かるんだけど、インストを挟みすぎな気もする。でも高レベルなバキバキのインダストリアルメタル/ダークエレクトロ系のサウンドは格好いい。これが実質的に彼らの最後の作品になったのは残念。