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The Devin Townsend Band / Synchestra

D

SynchestraSynchestra
(2009/10/27)
Devin Townsend

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カナダ出身、メタル界で活躍するボーカリスト/ギタリスト/音楽プロデューサー・Devin Townsendを中心としたバンドプロジェクトの約3年ぶり2作目。彼のソロ作品としては通算で6作目(2006年)。

アンビエント系のアプローチを組み込んだプログレッシブ・メタルという彼の持ち味のひとつの集大成を見せたかのような前作を経て、またひとつ違う方向へ舵をとった作品という印象。穏やかなギターの弾き語りから始まり、少しずつスケールを増していくリードトラックや、牧歌的なギターフレーズを切り裂くように轟音連打に繋がる次曲など、アコースティックなサウンドを際立たせるアプローチが目立つし、特にアルバムの前半部分においてはフォークや民族音楽のカラーを感じさせる曲が多いです。中でも、文字通りまんまポルカの小品#5「Vampolka」から同じリフを使用した#6「Vampira」と続く流れなんかは、特にユニークな仕掛けやフレーズに富んでいて面白い。しかしここぞという部分ではDevin Townsedらしい王道の曲展開とメロディを聴かせてくれて、その辺りの兼ね合いの素晴らしさは流石の一言。彼の音楽のバックボーンの広さにも驚くし、それをうまく落とし込んで新たな魅力を獲得しているのも凄い。後半のシリアスな大曲の流れが重いのが玉に瑕だけど、それでも高い完成度を誇る作品だと思います。