Jesu / Silver

Silver

Silver

 

 Godflesh等でも活躍するUK出身のJustin K. Broadrickによるポストメタル/シューゲイザーバンドの2枚目となるEP。

 

 明らかに1stアルバムの「Jesu」とは異なる方向へ舵を取った作品。初っ端の「Silver」における澄んだギターアンサンブルや、Justin K. Boradrickの囁くような歌声が過去の手法とは大きく異なるアプローチでまず印象的。まるで破滅と隣り合わせのような歪な美しさを感じた「Jesu」とは違い、強い恍惚感や包み込むような優しさを感じさせるものがあります。続く「Star」では、打って変わって過去のJesuやそれ以前のキャリアを振り返っても異色と言えるアップビートに、明確にメロディを歌うボーカルが乗るというスタイルにも驚きだし、「Dead Eyes」もまたノイズ/エレクトロニカへの接近を試みており、いずれも新境地と呼べそう。本作はもともとメロディックな作品にするというコンセプトがあったようで、1stに比べると全体的に穏やかで力強く、かつ幻想的。まるで雲間から射す一条の光を想起させるものがあります。収録曲も約6分半~8分半とJesuにしては比較的短く聴きやすい。国内盤には収録曲を更にエレクトロニカに近づけた別バージョンも収録。

 

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