Clawfinger / A Whole Lot Of Nothing

A Whole Lot of Nothing

A Whole Lot of Nothing

 

 スウェーデン出身のニューメタル/ラップコアバンドの4thアルバム。

 

 このアルバムでは装飾的な打ち込みを取り入れたりシンセの比重を増やしたりして、デジタルチックなインダストリアルメタル色が格段に強まっています。というか、彼らがインダストリアルメタルとしても評価されるのは恐らくこのアルバムがあったからじゃないかなと思います。それほどに異色作であり、同時に傑作でもあるというか。歯切れの良いラップスタイルは相変わらず聴く人を選ばないキャッチーさと勢いがあり、特に4曲目あたりまでの序盤の流れの、何と言うかメロディアスで曲の流れを盛り上げるために存在するかのような、爆発力とエンターテインメント性に溢れるラップは問答無用でカッコいい。彼らの彼らたる所以がここに詰まっている気さえします。楽曲のクオリティも申し分なく、モダンなアレンジとの相性も良い。ただ、作風が偏った分サウンド面でのミクスチャー的な面白さは若干後退してる節があり、ある意味では一長一短だし、序盤の勢いがラストまで持続しないという点は少し残念。でもそれを差し引いても抜群にお勧めの作品。ラップが苦手な人でも一聴の価値ありだと思いますよ。

 

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