Kidneythieves / Zerospace

Zerospace

Zerospace

 

 US出身のインダストリアルロックバンドの2ndアルバム。

 

 リードトラックが映画「Queen of the Damned」のサントラに収録されたことで名が知れ、彼らの出世作ともなった作品。一言で言うと、前作からの順当なパワーアップ。基本的な路線は変わらず、後期CurveやMarilyn Mansonの影響を多分に感じさせるゴシック風味+インダストリアル要素+へヴィロックだけど、曲調や構成がどこか大味だったり安直にも感じられた前作のマイナス面は大分解消され、へヴィネスと打ち込み/デジタル色の親和性や押し引きに釣り合いが取れて、全体のクオリティが底上げされています。音質の向上もポイントだけど、Free Dominguezのボーカルの成長が著しく、CurveのToni Hallidayに勝るとも劣らない(というかソックリな)表現力のある歌声を聴かせるのもその印象に一役買っています。特にアコースティックな異色作「Serene Dream」はその辺りの自信が感じられます。これでもう少し印象に残る曲があればもっと良かった。