Fear Factory / Transgression

Transgression

Transgression

 

 US出身のインダストリアルメタルバンドの6thアルバム。

 

 おっ、ジャケットカッコいいね!なんて風に期待したんだけど…どうも悪い意味で裏切ってくれたと言わざるを得ません。従来のFear Factory(以下FF)の特色と思っていたリフやキックのマシンガンユニゾン(今命名)の存在感が益々薄れ、演奏もテクニックはともかく覇気や工夫が感じられずどこかイマイチ。他の個性──つまりいかにもFFなのっぺりメロディはバッチリ健在なんだけど、個人的にはそこまで好きでもないので相変わらず魅力には繋がらず。珍しいタイプの直球バラードなんかも、振り幅を広げたというよりとってつけたように感じる。別に圧倒的な名作とされる2ndの再来を期待したわけではないけれど、どうも聴き所に欠けるというのが結論。しかし「Supernova」やU2のカバー「I Will Follow」辺りは開き直ったかのような超ポップ具合が面白くて深く印象にも残ったので、いっそこういう方向へ走ってくれた方がもっと楽しめたかも。別に悪い作品ではないと思うけど、もっと大きなポテンシャルを秘めているバンドだと思うので、どうしても厳しい見方になってしまうのかな。