Ministry / Animositisomina

Animositisomina

Animositisomina

 

 US出身のAl Jourgensenによるインダストリアルバンドの8thアルバム。

 

 ベスト盤のリリース、そしてレコード会社の移籍を経て、オリジナルとしては約4年ぶりとなった本作。更に彼らの作品としては初めて歌詞が掲載されたことも話題になったりもして、ここから心機一転、新たなMinistryの幕開けを予感させるアルバムです。…というのは少々言いすぎかも知れないけど、実験的な試みが先行してどちらかというとイマイチの評判だった前2作の試行錯誤感が大分なくなり、割と真っ当にメタルサウンドを展開しています。いかにもインダストリアルメタルというような仕掛けはそれほどないけど、その音色だけでMinistryだとわかる無機質の極みをいくギターリフと、機械的なリズムトラックの複雑な展開の組み合わせは強力無比で、ここまで来るともはや「天然インダストリアルメタル」だなと再認識。さすがは先駆者。後の作品に見られるような高速ナンバーはないけど、しっかりと一枚岩なだけあってなかなか満足。中でも「Leper」は、個人的に大好きな過去の名曲「Cannibal Song」を髣髴とさせるオブセッシブな気味悪さが感じられ嬉しくなりました。