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Dismantled / Standard Issue

D
Standard Issue Standard Issue
(2006/04/25)
Dismantled

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US出身のGary Zonによるエレクトロ・インダストリアル/シンセポップ系プロジェクトの3rdアルバム。

 

ダークな印象が先行していたこれまでの音楽性からだいぶ様変わりし、キャッチーなダンストラックが多くなっています。それだけでも随分と聴きやすくなっているけど、タイトにまとめられたサウンドを構成するそれぞれの要素は、どれも独創的な音色・フレーズ・リズムをまとい、お互いを引き立て合って奇跡的なバランスを保っており、決して"ただのポップ化"では括れない、コアなリスナーをも満足させるスケールアップに繋がっています。同時に、もともとハードなサウンドの中に隠されていた、本来彼が持つ哀愁のメロディセンス/楽曲の構築力が全面に出る形になり、アッパーチューンもバラードも関係なくドラマチックな曲展開が強化され、楽曲の完成度を格段に向上させています。どこを再生しても名曲に当たる打率の高さは素直に驚くし、ボーカルの表情のつけ方や、裏メロ/アウトロを彩るシンセ/ピアノの型破りな旋律にはかなり惹き込まれます。これまでと一転した白いジャケット、ストレートなタイトルからして確信的な深慮もあったのだろうけど、それでここまでの作品を作り出すことに改めて大きな才能を感じました。ユニットの出世作であり、インダストリアル/フューチャーポップ界においても絶大な存在感を放つ大傑作!聴いて損はないです。