MDFMK / MDFMK

Mdfmk

Mdfmk

 

 元KMFDMのメンバーを中心としたインダストリアルバンドのアルバム。

 

 1999年に一時解散したKMFDMの中心メンバーSascha Konietzkoが、Drillというバンドで活動していた女性ボーカリストLucia Cifarelliを迎え、Tim Sköldと共に3人で結成したという経緯があり、この後2002年に再結成する新生KMFDMの母体となった存在と言えます。ユニット名/アルバム名はKMFDMを逆にしただけで、サウンドもやはりKMFDMの延長上と言えなくもないけど、それでもだいぶ様変わりしています。前々作あたりから自粛気味だったメタルギターやギターノイズがよりヘヴィになって復活し、そのフレーズを中心に曲が組み立てられています。しかしそれでいてドラムンベースを意欲的に取り入れたリズムトラックや、時に緻密に組み込まれ、時に大胆に放射されるエレクトロニックの手練も一段と冴えており、あらゆる面で尖りまくったアルバムに。攻撃に転じた曲のアグレッシブさは相当なものだし、Skoldらしさに溢れたメロディアスな曲も抜かりなく、Lucia Cifarelliの親しみやすいボーカルも華を添えるなど死角はなし。KMFDMの多数のメンバーやゲストを交えた喧噪とは違う、少数精鋭だからこその強みみたいなのを(勝手に)感じます。個人的にも初めて聴いたときの衝撃は一際大きく、今でも好みや思い入れの面でもとてもお気に入りで、心の一枚と言っていいくらいです。