Thirteenth Exile / Assorted Chaos And Broken Machinery

 スウェーデン出身のフォークメタルバンドThyrfingのギタリストHenrik Svegsjöによるインダストリアル/ダークエレクトロプロジェクトの1stアルバム(2005年)。

 

 不吉なシンセ/エレクトロ、容赦なくドムドムと攻めてくるリズムトラック、期待を裏切らない濁声ボーカルといったダークエレクトロの土台となる要素ももちろんハイレベルだけど、溢れんばかりのノイズやキンキンと鳴り響く金属音も猛威をふるい、最終的にはジャケットから連想できるような音楽性そのままの凶悪なサウンドとして形をなしています。ダークエレクトロのトップアーティストと思われる:Wumpscut:の全盛期をも髣髴とさせると言っても過言ではありません。一遍の妥協もない暴力的/破壊的な攻撃力を持つ一方で時折ゴシカルな叙情性を覗かせる面もあって雰囲気も出ているし、ダンス系/非ダンス系の楽曲の配分も良くて、聴くにつれてサウンドの表層的な攻撃力に免疫が出来ても退屈せず楽しめるんじゃないかと。相当マニアック寄りなアーティスト/アルバムなのは間違いないですが、ハーシュ/テラー系のEBM/エレクトロとしては一級品だと思います。